朝からメール対応に追われて気付けば14時半。
ランチタイムを逃したので15時までランチやっているデニーズへ。
「いらっしゃいませ。デニーズへようこそ」
という、いつものキメ台詞で席に案内される。
駒沢通り沿いにあるデニーズ祐天寺店は駐車場が広いので、外回りの営業マンたちでお店はほぼ満席。
他に近所の奥様グループや、リタイアしたご夫婦、夏休みに入ったお子様を連れたビーサンファミリー、訳ありっぽい中年カップルなど多種多様。
着席するなりメニューを渡されて
「本日のランチはBになります」
との案内。
メニューを見るとトマトソースのハンバーグとアジフライで680円なので、Bランチをオーダー。
数分後にランチのBが供されるが、身内に不幸でもあったのかと思うくらいの大仰な悲壮感を漂わせながら、ウェイトレスのおばさまから確認が入る。
「申し訳ありません…。オーダーをとるときに確認し忘れてしまったのですが、メニューの写真と内容が異なっておりまして…」
食材になるために命を提供してくれている生命のことを考えると、食べ物を残す&捨てるのは忍びないので、ぼくはオーダーミスくらいはなんの問題もなく受け入れる。
このときも、大抵のことならOKと思いつつ
「なにが違ってるんですか?」
と訊いてみたら
「サラダのキャベツがレタスになっているんです…」
とのこと。
身内に不幸でもあったのかと思うくらいの雰囲気を漂わせているので、かなりの拍子抜け(^^;
「そんなの全く問題ないですよ」
と返答すると
「ありがとうございます。申し遅れまして失礼いたしました」
と、ウェイトレスのおばさまの表情が明るくなった。
…が。
それもつかの間、すぐに再び身内不幸系の暗い表情に戻って
「実は、もう1点、メニューと違っているところがありまして…」
とのこと。
「次はなんですか?」
と訊いたら
「付け合わせがポテトフライになっていますが、メニューではカボチャのサラダなんです…。問題ありませんか?」
とのこと。
親でも亡くなったみたいな雰囲気を醸し出しているので、ここでも拍子抜け。
詫びるにもほどがある。
「どっちでもいいので問題ないですよ」
と告げると、再び明るい表情に戻って
「ありがとうございます。それではごゆっくりお召し上がりください」
と言って頂いた。
WEBで確認したらほんとに違うけれど、微妙すぎてよくわからん。(こちら)
しかしこの程度の違いで
「メニューと違うじゃねーか!」
とクレーム入れる人、いるんだろうか?
そんな人と一緒に食事したくないな。狭量にもほどがある。
…でもあれか。
レタスやポテトにアレルギーある人だったら、キャベツとカボチャじゃないと食べられないとかもあるのかも。
ぼくが子供の頃なんてアレルギーの問題なんてほとんどなかったけれど、花粉症やアレルギーなど、人類はどんどん弱体化してますね。
50年後くらいになると、外食産業のメニューはもっと細かい食材表示がされるはず。
ヘタすると義務化されてるかも。
若しくはメニューのバーコードをスマホでスキャニングするとアレルゲン入りのメニューかどうか瞬時に判断できたり、逆にお客さんの体質のデータがスマホやクラウドにアップされていて、自分が食べられるメニューだけ表示されたり、体調に応じたオススメがレコメンドされたりするはず。
食ってどんどんパーソナライズされて細分化されるでしょうから、同じ釜の飯を食うなんて、未来ではあり得ないのかも。
あまり神経質に細かいのは性に合わないので、大らかな時代に生きててよかったです。