渋谷(神泉)でミーティングを終えた後、駅方向に歩くよりも代官山を抜けていこうという気分になったので歩き出す。
歩いていると脳の血流量が上がるのでアイデア閃いたりすることが多い。(気がする)
代官山から東横線に乗り気にもならずそのまま歩いて中目黒へ。
こうなると歩いて帰りたくなり駒沢通り沿いを学芸大学目指して歩く。
…が、途中のばんに引っ掛かった(^^;
お店の外には数人の待ち客。
みなさん数人連れだったので独りのぼくは入れるかと思い、独りカウンター店舗(その横にはテーブル席店舗がある)の引き戸を引いてみる。
「ひとり?」
「うん」
「こちらへどーぞ」
マフラーと上着を脱いでる間に
「飲み物は?」
と聞かれて、お通しとおしぼりがセットされ
「レモンサワー」
と答えると、上着をかけて着席するときにはレモンサワーが提供されているテンポの良さ。
最近は混んじゃってご無沙汰。
テーブル席店舗ができてからはじめての訪問なので数年振りかも知れませんが、味も雰囲気も客層(以外に若い人や女性が多い)も値段も変わらず。
ちなみにレモンサワーはこのお店が発祥で、うちの近所にある博水社とばんが全国に広めたらしい。
日本の居酒屋トップ10に何度も選ばれている名店。
短冊メニューの貫録。
満席の店内で
「席が空くまでどこか空いてるところで飲んでて」
と言われて、立ち飲み始める人が多数という賑やかさが楽しい。
独りでも居心地の悪さが全くないので、カウンター席でにんまりしなデフォルトで焼酎が濃いサワーを呑み
「あー。うまいなー」
などと独りごつと、ぼくより少し若い隣の席の人と会話が始まった。
ご近所さんなので、界隈の飲み屋の話し。
中目黒駅前にも「ばん」というお店がオープンしたが、あちらは、こちらで務めていた人がオープンしたお店らしい。
しかしいざこざがあったみていで、ここの本家の「ばん」には「ばんはここだけで展開しています」的な張り紙あり。
本家としては、中目黒駅前のばんは認めていないっぽい。
他に中目黒、目黒の焼鳥屋の情報交換。
鳥よし、とりしきだけでなく、うちから数分のお店の名前も出てきたので驚く。
少しして
「それじゃお先に」
と、隣の客が席を立った。
「次のお店に行くの?」
と聞いたら
「元競馬場(近所の大きな交差点)の所の銭湯へ」
といって、バスタオルや風呂桶などの銭湯セットを見せてくれた。
ぼくが前に住んでいたところのすぐ近くの銭湯。
ぼくは未訪のまま引っ越してしまいましたが、お湯がとても柔らかいらしい。
用意周到でステキ。
軽く飲んで2,000円ちょっとのお会計。
歩いたことでアイデア閃いた気がするが、レモンサワーの効き目で忘れた。