金曜日に、梅雨入りした大雨の東京から晴れの京都へ。
授業をして、打ち合わせをして、四条で呑んだ後に祇園で呑んでから12時くらいにホテルにチェックイン。
東京から来ている友人夫妻と同じ宿だったので1杯だけ部屋呑みして大浴場へ。
これだけホテルが多い京都で、お互いにはじめて泊まる宿がたまたま同じというのもずいぶんな偶然。
羽根の数だけレンジャってから就寝。
チェックアウトが12時と遅いのはゆっくりできてありがたいが、お腹も空いたので少し早めにホテルを出る。
…と。
エレベーターでMさん(奥さん)とばったり。
レセプションでチェックアウトしていると、今度はYさん(旦那さん)とばったり。
世界は広いけど狭い。
雨降る中、タクシーを拾ってたかばしへ。
5人待ち。
傘を持ってない(大雨の東京から傘を持ってきたのに、京都が晴れていたから学校に忘れてきた)ので、お隣の人気店の新福菜館方面の軒先で雨宿りする様に並んでいたら、途中で逆方向に並んでくれというお達しあり。
新福菜館方面に並ぶとお店の迷惑になるので(新福菜館方面とは)逆に並ぶのがルールということは知っているのですが、ぼくが並んだときはすでにルール違反方面に並んでいたので、逆転してからは雨に濡れて悲しかった。
お腹が空いていたので久しぶりに特製メンマネギ。(いつもはメンマネギ)
…と!
ズボンのお尻のポケットにスマホがないことに気付く。
iPhoneは持っているので、見当たらないのは仕事用兼Suica用のandroid。
ホテルをチェックアウトするときには確実に尻ポケットに入っていたので考えられるのはタクシー。
慌てて領収書の番号に電話して車両番号を伝えると確認してコールバックしてくれるとのこと。
そうこうしているうちにラーメンが提供!
前回、夏仕様で少し塩気が強くなったと書きましたが、今回は夏仕様ではなくて塩気も控えめの優しいチューン。
梅雨入りして肌寒くなったので夏仕様を一時中止にしたのか、前回がたまたま塩分強めだったのか不明。
ここでタクシー会社からコールバックがあり、後部座席にスマホ発見のお知らせ。
すぐに持ってきてくれるとのことだが
「どのお客さんが忘れたのか、タクシーの運転手さんが分からないと言っている」
というので
「たかばしの、第一旭というラーメン屋さんの近くで降ろしてもらった者です」
と伝えると、無線で連絡をとってくれて伝わったらしい。
「近くにいるのですぐに行く」
と言われたが、ラーメン(しかも今回に限って特製)を食べ始めたばかりなので
「ラーメンを食べ始めたところなので20分後にしてください」
と伝えて電話を切る。
第一旭でラーメンを食べながら
「第一旭の手前で降りた」
とか
「ラーメンを食べてるから20分待って欲しい」
などといってる怪しいおじさんになってしまった。
相席の人、状況がよく分からなかっただろうな(^^;
早食い選手権のフードファイターみたいな気分で特製メンマネギを完食。
慌ててお店をで、たかばしの橋のふもとの交差点に向かうと、先ほどのタクシーが待ってくれている。
「すいません」
と声をかけたら
「西さんですか?」
と確認されたので
「西です」
と答えたら
「こちらですね?」
と言われて後ろ座席のドアを開けてくれると、そこにぼくのandroidがあった。
これって客のスマホに勝手に触るとプライバシー云々みたいなことになるので、落とし物を見つけたら、触れずにそのまま置いておくルールになってるんだろうか?
「あー。よかったこれです。どうもお手数おかけしました」
とお礼をいうと
「気付くのが遅くてすいません」
と、運転手さんに詫びられる。
「ここまでのお代、お幾らですか?」
と、戻ってきてくれた分のタクシー代を払おうとしたら
「お忘れ物に気付かなかったこちらのミスなので、お代は結構です」
と言われた。
東京だと、タクシーに忘れ物して届けてもらう場合は、お届けの距離分は代金請求されるのが常という気がしてましたが、京都は別のルールになってるのかな?
それとも、東京でも最近はお届け分は徴収されないことになってるの?
どこまで土地のルールで、どこまでがタクシー会社のルールで、どこまでがドライバー個人の裁量なのか分かりませんが、京都の人は優しいという気持ちになり、また少し京都が好きになった。
お手数おかけしてすいません。
以後、気をつけます。
…というか、慌ててて「ご馳走さま」って、お店の人に言うの忘れた。