週末弾丸ゆいレール沖縄ツアー。
健太が中耳炎(こちら)になり、プールにも入れないのでシーサー作り工房にお邪魔する。
意外にちゃんと作ってるので感心してたら、やっぱり途中で飽きて外へ。
蝉時雨。
1匹、断末魔みたいな鳴き方しているので、声の主を探したらカマキリに捕食されている蝉だった。
カマキリが昆虫を捕食しているのを見るのはぼくもはじめてで、なにか色々と思うところもあって深い…。
見せるべきかどうか迷ったけれど、東京では体験できないことなので健太に伝えると、一気にブルーになって怖がり始めた。
「せみさんは たべられるとしんじゃうの!?」
「そうだよ」
「でも おさかなさんは たべても うんちになって またうみにいくでしょ?」
「そうだよ。でもお魚さんも 食べるときには 死んじゃうだろ?」
「でもおさかなさんは おさかなやさんが やってるから しなないじゃん!」
生死と、食べること(命を頂くこと)を考え始めた健太。
食べること以外の殺生は大罪だけど、殺生しないと生きてはいけないことをしっかり感じ取ってくれるといいのだけど…。
東京に戻って数日。
「沖縄は なにが面白かった?」
と訊いたら、ゆいレールでもプールでもなくて
「かまきりさんが せみさんを たべちゃったのが こわかったねー」
とのこと。
頑張って沖縄までゆいレール乗りに連れて行ったのに「そっちかよ!」と思うが、印象深いことがあっただけでもよかった。
ぼくが生きてる間に、自然のセンシティブさとタフさを健太に伝えよう。
それと、自分も、それ以外も、全てが自然の一部だということも…。