9末から後期の授業が始まり、月2回の週末京都出張が再開。
紅葉シーズンにはまだ早いものの、週末の夕方過ぎの新幹線はただでさえ混んでいるし、修学旅行シーズンで混んでいるという情報を得て早目の15時に家を出る。
品川駅で新幹線の切符を購入すると、なんと電源コンセントがある窓側A席で空きがあるのは40分後…。
そんなに待つのもバカバカしいので、窓際ではなくてもいいと伝えると、3人掛けの真ん中の席でも25分後までは空きがないという。
40分後の新幹線の切符を取り、ホームで時間を潰すことにした。
しばらくすると、ぼくが見送った3人掛けの真ん中の席しか空いていなかった25分後の新幹線が到着した。
もし、この新幹線に乗っていたらどうだったのだろう?
最悪は前後も集団で、酔っ払った若者とかおっさん。
うるさい、酒臭い、みんなは集団のテンションの中でぼく一人。
うーむ。これはキツい。
もしくは泣き続ける赤ちゃんや、大声で騒ぐ子供。
若い夫婦に、前後が祖父と祖母みたいな家族大移動みたいなパターンも、居心地悪くて憂鬱だ。
楽し気な家族に混じって、憂鬱な顔しているぼくが悪者っぽくなるのも勘弁していただきたい。
それか両隣の片方が全日のレスラーで、片方が新日のレスラーとか。
そんな席を指定したJRの人を呪う。
それほど最悪でもなくて、両隣各々がビジネスマン。
片方はPCで仕事のメールを処理してて、片方は週刊誌でも読んでるパターン。
それくらいなら苦もないが、それでもやっぱり窓際でないので電源確保できないし、タバコやトイレにいきたいときに、通路側の人に気を使うのが鬱陶しい。
「いや、待てよ…。そんな最悪のパターンばかり想定してるのってネガティブじゃないか? もっといいことあるかもよ?」
ふとそんな気がして、思わず頬が緩むみたいなことを妄想してみる。
そうなるとやっぱり両隣は女子だよなー。
しかも片方がキレイ系で、片方がセクシー系。
例えるなら山田優ちゃんと、佐藤江梨子とか?
京都出張の新幹線に乗ったら、3人掛けの真ん中の席で、隣が山田優ちゃんで、隣がサトエリ。
うーん、いーねー。
出張は、そうじゃなくちゃね。
…が。
なんとなく天国っぽいが、逆にそんなの気を使いすぎて疲れるに決まってる。
だって外の景色が見たくて横を見たらサトエリ。
どう考えたって景色を見てるんじゃなくて、サトエリをチラ見してるに決まってる。
景色をtweetしたくてiPhoneで写真撮ったりしたら、サトエリを盗み撮りしてる疑惑で痴漢容疑できっと捕まる。
トイレに行きたくなっても、通路側の山田優ちゃんに「すいません、トイレ行きたいので」とか言うの無理。絶対我慢することになる。
…ってことは、景色を見ることもできず正面をガン見したまま、トイレも我慢しての京都までの道中となること決定。
そんなの嫌だ。
山田優ちゃんとかサトエリって、妙にリアリティーあるからダメなんだと気を取りなおしてポジティブ妄想リスタート。
妄想なんだからリアリティーを取っ払うことにしてみる。
3人掛けの真ん中に座ったら、隣がペネロペ・クルスで、その隣がアンジェリーナ・ジョリーってのはどうだ?
「どうだ? 」ってのは、なにがどうなんだ?
ハローとか言っちゃうわけ?
だいたいペネロペとアンジーとか、仲悪そう。
2人の、お互いを牽制する気にやられてお腹痛くなる。
するとペネロペに「すいません。お腹痛くなってきたのでトイレ行きたいのですけど」とかいうのか?
…でもまてよ。
ペネロペの彼氏(ノーカントリーの人)って、そういえばぼくにそっくりじゃん。(当社比)
下手すると恋に落ちたりすんのか?
それってまさしくノーカントリー?
全くちがくね?
そうだ!
両隣が美女2名とかいってるからダメなんだ。
隣が、プレゼンしようとしている会社の社長とかどうだ?
お互いに暇なので仕事の話しになって、なんだか気も緩んでいるので、その場で契約が決まるとか?
夢がないねー。要するに仕事じゃん。
だったら映画監督で「次回作は、君を主演にして撮りたい」とか、急にオファーされたり?
いまから演劇学ぶの遅すぎない?
だったら隣がテロリストとか?
ぼくが爆弾処理して、みんなの命を救ってみるとか?
…でも、週末京都出張にみんなの命を救うとか、要らないよな。そんなの疲れてやってられん。
そしたら両隣が、実は宇宙人はどうよ?
3人で前を向いてるだけなのに、テレパシーで交信しちゃう。以心伝心。
それが無理ならtwitterで以心電心とか?
なんだかずいぶんといまっぽくない?
…それにしても、京都まで、両隣が宇宙人ってのも疲れて嫌だな。
なんかきっと頭痛する。
そう考えると、両隣が見ず知らずの人って、誰でも嫌なんですよね。
2人掛けに1人で座ってて、同じ車両の離れた席に山田優ちゃんってくらいが、1番テンション上ってよさそうだと思いまいた。
みなさんはどうですか?
以上、新幹線待ち中の妄想レポートでした。