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 19時からの打ち合わせ終了後に中目黒に移動して21時から夕飯。

 食事中に、ボクと同じくらいの30代とか40代の、デザインか映像関係っぽいイケメン(=グットルッキングガイ)おっさんが若い女の子にご飯をご馳走しているシチュエーションに遭遇。

 ご飯をご馳走しているというのは要するに求愛的であり、そこまでいかなくても「オレってイカすだろ?」ということか?

 前にも中目でこの感じは体験したので、この土地特有の現象なのかも…。

 男が自分の社会的なポジションと、自分のゴイスーな日常をさりげなく語っている横で、これまたアパレルかデザインかクリエイティブ関係の仕事してそうないわゆる20代後半っぽいいい女が真剣に男の話しに耳を傾けているそぶりを見せているものの、男の話しを聞いてるくらいなら早くメインの鍋を食べたいオーラを発してる風(に見える)なんだが、男はそれに気付かずに、腹に溜まらない様なつまみをつついて焼酎ロックで呑み続けつつ、自分の話しをし続けている。

 2人は恋人同士でもなさそであり、夫婦でもないことは間違いなく、同僚でもなく、さらにいえば学生時代の先輩後輩でもなく、果ては元カレ元カノでもなく、愛人関係でもない風情。

 この年齢の、この関係の、この距離感が面白い。ボクもこんな感じよくあるもん…。

「人の振り見て我が振り直せ」じゃないけれど、お腹がいっぱいになるモノも頼まずに、自分の話しを、自分より若くてキレイな女の子に話し続けていてはいかんと思った。

 人生で大事な何かを隣りのテーブルに教えられた(^^;

 さっさと美味しいものをお腹いっぱい注文して、しかもしこたま飲ませて、楽しい気分にするためにスベらない話しの10や20して腹の底から大笑いさせて日頃のストレスを抜いて上げつつ、今日の服や髪が前と違っていることに気付きながら世界で10番以内に可愛いねと褒めて上げつつ、仕事か恋愛か家族や友達関係か健康か経済の愚痴や他愛ないを聞いて上げつつ、キモい上司かお局の悪口に同意しつつ笑いに昇華しながら、キレイで可愛くて頑張っていて誠実なんだから神様は見ていると元気づけて上げながら、明日も早くて大変なんだからというところに気を使って早目に〆てもらいながら相手がトイレ行ってる隙にお勘定を済ませ、近所までタクシーで送って上げるのが正解という気もする。

 タクシーでチューくらいしてもいいかと思うが、そこに入るとややこしいので、タクシーに乗ったら疲れたおっさんを演じて寝てるのが100点満点の花まるな正解なのかも知れない。

 レコーディングダイエットじゃないけど、深い関係でもなく狙っているわけでもない距離感と対象の女の子と食事してるときのおっさん(=ボクのことです)の有り様をレコーディング(録音)したら面白いと思った。

 それをポッドキャストか何かで公開してみんなからコメントもらえば、同性や異性からの指示もあれば、同性や異性からの忠告もあるだろう。

 そこでさらす恥よりは、そこから得るモノの方が大きい気がする。

 なにせ自分で自分が最低に思えるだろうけど…。

 ネーミングのセンスがないこと甚だしいですが、名付けてレコーディング・モテモテ。

 普段の異性といる自分の有り様をレコーディングすることで自分を客観的に捉え、モテモテになろうってことだ。

 女の子視点でレコーディングしても面白いと思うけど、自意識が高い女の子が、自分が格好つけたり、女の子っぽく振る舞っている様を笑おうってのは、女の子的に難易度が高そう。

 だから男の体たらくの方が面白い。

 写真のSuicaのことを書こうと思ったのに、内容が全く違ってしまった。

 Suicaのトラブルは次回に。

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