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 2000年に麻布十番祭りに行った際に、カメすくいでカメを取った人が「うちでは飼えないので誰か貰ってください!!」と悲壮感たっぷりに訴えていたので譲り受けたのが手前のカメ吉。
 1匹では寂しいだろうと、翌年に仲間入りしたのが写真奥のカメ子。

 夏の間はベランダに設置したひょうたん池で過ごし、冬の間はサーキュレーター+ヒーターで室内飼育を続けている。

 そろそろ外に出しても寒くないので、モグランド(庭とは呼べない狭小庭)に引越となった。
 これでモグランドはカメランドに名称変更。
 狭さに拍車がかかってどうにもならん。

 今まではカラスや猫に悪戯(小さいカメなどはカラスに連れ去られて食べられちゃうらしい)されない様に身を潜める場所を作っていたが、ここまで大きくなるとその心配もない。
 こんなに大きくて重いのはカラスや猫では持ち運び不可能だもの…。

 去年までずっと、ひょうたん池で2匹仲良く暮らしていたのに、この冬から仲が悪くなってカメ吉がカメ子を攻撃する様になった。
 足を噛まれたカメ子が流血してからは別々の衣装ケースで飼育。

 写真上が凶暴化したカメ吉。
 写真下がおとなしいカメ子。
 実のところどちらがオスでどちらがメスなのか分からないけど、大きい方をカメ吉としている。

 

 子供の頃に飼ったミドリガメはすぐに死んでしまったけれど、最近のカメは餌や飼育機器の充実でとても長生きする。
 実際に
「最近だと30年くらい生きることもあるってよ」
 と教えてくれた友人が亡くなって、友人が飼っていたカメが引き取られた。

 人の生き死にも分からないけれど、動物の生き死にも分からない。

 どんなに科学や化学や医学が進歩しても、人間が不可侵の神の領域があることを忘れちゃいかん。

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