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 朝に起きて出掛ける仕度。
 家を出るときになって鍵が見当たらないことに気付く。

 どこをどう探しても見つからないので、仕方なく施錠せずに家を出る。
 途中でヒカルに「鍵がない」と連絡すると、間違ってヒカルがぼくの鍵まで持って出ていることが判明。
 家にスペアキーがあったらしいが、ミーティングに遅れそうですでに家を出ているのでどうにもならん。

 …と。
 ここで「施錠をSECOMにお願いできるかも」ということになる。

 10分遅れでミーティング場所に到着。
 ミーティングに入ってしまって電話連絡できないのでSECOMの件はヒカルにお任せ。

 家の施錠をSECOMにお願いできたとのこと。
 よかった…。助かります。

 次はぼくが帰宅したときに家を締め出されている問題に直面。
 昼休みだったらミーティング場所の渋谷まで鍵を持ってくるというが、こちらも何時に終わるのか分からないのでどうにもならん。

 …と。
 ここで「解錠もSECOMにお願いできるかも」ということになる。

 確認してみるとOKとのことなので、ミーティング後にそのまま渋谷でランチ。
 ランチ後に午後のミーティング。
 午後のミーティング後に最後のミーティングを終えてSECOMに電話。
 住所と名前と電話照会コードと生年月日を告げると、帰宅時間にSECOMが来てくれた。

 ここで身分証明書を提示。

 するとマスターキー(SECOM契約時に渡した鍵。普段利用しているカードキーではないモノ)で玄関を開けてくれた。

 自分の家の鍵を締めてもらって、さらに開けてもらうなんてどーかしてる。
 日常生活では、在宅モードと外出モードで窓の開閉や侵入チェック(赤外線センサー)が主ですが、実は、ガスの点け忘れの点検をお願いしたり、施錠や解錠もお願いできるとのこと。

 最後にシールに押印。

 そしてシールでマスターキーを再密封してSECOMさんはお帰りになりました。

 短い時間だったけれど、施錠されない家を守っていたモグもお疲れさま。

 ちなみにSECOMの人が玄関に入ってきたとき、警棒にヘルメットという重装備だったので不審に思ったのかモグが低く唸った。
 たまに吠えることがあるが、唸る声を聞いたのははじめてのこと。
 状況的にはぼくが不審者でSECOMの人がお助けマンなのに、モグに唸られてるSECOMの人には申し訳ない。
 でも不審者に唸るモグにしたって怖いのに耐えて頑張ってるのだから叱るわけにもいかず困った。

 

 JAFの出動は鍵の閉じ込めが1番多いと聞いたことがある。
 SECOMにしたって、実際に空き巣や泥棒がきて出動することは稀で、こういったどうでもいいことの対応が多いのかも。

 …とはいえ、こんな些末なことで出動してたらどれだけ人手があっても足りないだろうから気をつけないと。

 安心をお金で買うってのはこういうことなんだと、実体験してしまったのでした。

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