宇宙空間に設置されたハッブル望遠鏡は地球の大気に干渉されないので遠くまでよく見える。
これは宇宙の写真。めくるめく光は星ではなくて1万もの銀河。太陽系<銀河系だから、この写真に写っている1万の銀河が太陽系みたいな惑星系を内包してると思うと途方もない。
ちなみにいま137億歳の宇宙が、8億歳程度の若さのときに存在した銀河の写真だそうだ。
遠くて若い昔日の銀河たちの残像。
この写真は全天1300万分の1らしい。
宇宙には上も下もないというけれど、この方向に向けたハッブル望遠鏡をちょっとずつ上下左右に動かして1300万の写真を撮れば全宇宙の全方向が写せるということなる。
海とか宇宙に思いを馳せると人間の小ささを感じるというが、小ささを感じる事すら凌駕するほどの時空間と質量&エネルギーの途方もなさが切ない。
今日とか明日とか、男とか女とか、人種や宗教とか、太った痩せたとか、勝った負けたもいいけれど、物質世界でエネルギー代謝という試みを全うするのが有機生命体の務めだという気がする。
そこに知性があるとか、あまり関係ないのかも知れない。
知性を試すんであれば、物質世界ではない次元の方が効率いいはずだもん。
肉体という物質の方が尊い世界(次元)に生きているからこそ、精神みたいな手の届かない領域に憧れるのか?
野球をやれと言われてるのにサッカーやってるみたいというか、頼まれてもいないのに勝手なことしてるのが今の人類かも知れないですよね。