フリーランスってのは凄い。
何が凄いって、打ち合わせで出掛けない限り1日誰とも会わない、まるで隠遁してるみたいなこの生活。
打ち合わせだ、プレゼンだ、挨拶だと、外に出る機会も人に会う機会も多いわけだが、たまにぽっかりと誰にも会わない日がある。
打ち合わせがリスケになった今日が、そんな1日だ。
本来が電話嫌いなので知らない番号からの電話には出ないし、余程の急用でなければメールで済ませているので電話が少ない。
しかも常にサウンドオフにしてるから電話がかかってきたことに気づかないことも多いし、かかって来ていたことに後で履歴で気づいても、折り返してくれと留守電に入ってなければ折り返しもしない。
その分、集中できるからいいんだけど何気ない日常の会話がないのは寂しい。
「昨日のドラマ見た?」
「○○の新譜出たの知ってる?」
「来るとき前を通ったら新しいお店がオープンしてたよ」
どうでもいい日常の会話がゼロ。
開け放った窓からいい風が入って来る。
そしてヒグラシの鳴き声。
散歩中の犬の吠える声。
HASYMOの音楽。
出前や郵便局員のバイクの音。
それはとても充実している生活だが、ふとした息抜きに人とお喋りしてるコミュニケーションって大事なんだと気づく。
わざわざ会うほどでも、わざわざ電話するほどでも、わざわざメールするほどでもない些細なこと。日常のうわばみみたいなことの蓄積が、生活そのものだったりするわけだ。
しかし今日は
「LankingじゃなくてRankingだろ?」
「チゲって鍋って意味だから、チゲ鍋っていうと鍋鍋だよ」
と2点の忠告メールを受け取る。
こんなどうでもいいことでメールくれるんだから嬉しいけど、相手も暇なんじゃないかと逆に心配してみたり(^^;
メールを仕事のツールだと位置づけている人は、しっかり&かっちりと必要最低限の用件しか書かないメールになるが、メールをコミュニケーションツールと捉えてる人は、どうでもいいお喋りレベルのことでメールをくれる。
ブログでもメールでも、お喋り感覚で考えずに書くから早いし長い。
ぼくのメールは長すぎるとよく言われるが、フリーランスになってからさらに長くなっている気がする。
メールもブログも、誰とも会わない&喋らない1日のコミュニケーション代わりなんですよね。
相手には迷惑だろうけど(^^;