「東京都心では夜遅くに積雪が27センチに達し、ここまで積もるのは1969年に観測した30センチ以来、実に45年ぶりです」
とのこと。
土曜日の夜。
サラサラの雪がボタ雪に変わったころ…。
チェーン装着して雪に埋まった東京をドライブしてみようと思った。
ガレージでチェーン装着していると、家の裏の坂道を登れなくなったタクシーがルート変更して家の前を通過しようとしていた。
そしたらスタック。
前に出たり、バックしたり、切返したりを10分くらい 続けていたが、どんどんハマっていてどうにもならない。
切返しのタイミングをアドバイスしたり、車体を押したりしていたら、どうにか家の前は通過。
5メートルくらい進んだら再びスタック。
そしたらその家の前の人が出てきて、通行人も加わってタクシー救出作戦。
総勢4名で押してみるが、圧雪の段差にスタックしてまいどうにもならない。
するとスタックした家の人が大きなスコップを持ってきて救出成功。
東京のタクシーは、雪が降った日のために冬は事前にスタッドレスタイヤに履き替えている。
プロの運転手がスタッドレス履いててもスタックしてしまうのだから、ぼくだってスタックして人に迷惑かける可能性が高いので夜のドライブは断念。
明けて日曜日。
晴れ。
気温も高く、雪がどんどん溶けている。
モグの散歩。
人や車に圧雪された裏道は、住民が雪かきしている。
…と、見知らぬおじさんから声を掛けられる。
「すいません。フレンチブル見なかったですか?」
「フレンチブルですか。見ませんね…」
「昨日の夜、逃げ出したまま行方不明なんです」
「それは大変だ。保健所というか愛護センターに連絡しましたか?」
「警察には電話したんですが…」
「愛護センターに保護されて、警察に連絡いくまで時間かかる場合もあると思うので、念のため愛護センターにも連絡入れた方がいいと思いますよ」
「そうですか。ありがとうございます。連絡してみます」
どういう経緯か知らなけれど、この大雪の日に一晩外ってのは心配だ。
早く見つかるといいのだけど…。
フレンチブルがどこかに隠れていないか、物陰などを意識しながらモグの散歩を終えて帰宅。
近隣住人も総出で雪かきしている。
うちにはガーデニング用の小さなスコップしかないので、雪かき用の大きなスコップを購入するためにホームセンターへ。
チェーン装着したので雪が残った裏道も大丈夫。
路側には雪が残っているが、目黒通りは車道にはほとんど雪なし。
チェーンでアスファルトが抉られて、1晩でかなり道路が傷んでいる。
なるべく雪のあるところを通りながらホームセンターを目指していると、目黒駅を越えた辺りで車の挙動がおかしいことに気付く。
車を停めてチェックしてみると、あららー。
左リアタイヤのチェーンが外れている。
Uターンして来た道を戻ると、途中にチェーンが落ちていた。
装着するための道具を家に置いてきてしまったので、その場でチェーン再装着は断念。
チェーンを拾って帰宅。
…が。
家の前の裏道は雪が深くて、昨晩のタクシーとほぼ同じ場所、駐車場に車を入れようと思ったところでスタック。
隣近所の人が雪かきしているところで、外れたチェーンを再装着して無事に車を車庫に入れた。
そこからガーデニング用の小さなスコップと、プラスチックのチリトリで雪かき。
うちの前は、都知事選の投票場所の小学校への抜け道。
…なので、今日はずいぶんと人通りが多い。
こんな足元が悪い日に、みなさんちゃんと投票に行くのは立派だ。
誰に投票するにせよ、誰が当選するにせよ、投票率が低いと都民としてみっともないので、みなさん投票に行きましょう。