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 冬用タイヤに履き替え+ETC装備したので雪を求めて関越をぶっ飛ばそうと思っていたのですが、なんとなく気が変わった。

 タオが亡くなった直後くらいに、殺処分を逃れて保健所から保護されたモグが気になっていて、駒沢公園のDogLifeDesignで開催された里親会で会ってきました。
 ほんとビビりの内弁慶で性格がタオにそっくり。
 保護されたときは16キロで、今は20キロ。24キロくらいが理想体形とのこと。
 タオは20キロくらいだったので、現状はタオよりひと回り大きいけど、タオより痩せてる感じ。
 一時預かりさんともゆっくりお話しができた。
 飼育放棄されたときにずっと繋がれていたせいなのか、足腰の筋力が弱いし、散歩慣れしてないから外に出るのが怖いらしい。
 山間部を徘徊しているときに保健所に野犬として保護されたそうですが、穏やかで優しいいい仔だったので、いつか飼い主さんが見つかるはずだということで、1週間という規定の期間を大幅に越えて保護してもらったので殺処分を免れたとのこと。

 可愛くない顔と性格が、メチャクチャに可愛い。

 タオの思い出が強過ぎて未だ他の犬を飼う気になれないんですが、そんなことがなければ今すぐにでも引き取る。
 ぼくが引き取れば、その分、一時預かりさん宅に余裕ができるので、保健所で殺処分される犬が1匹救われる。

 未だ勉強を始めたばかりでよくわからないけど、どんだけボランティアの人が頑張ったって、モノと同じ感覚で犬猫を捨てちゃう人がいる限り殺処分はなくならない。

 可愛い方が売れるので、ペットショップには生まれてすぐの仔犬が並ぶ。
 それを「可愛い!」ということで買う。
 買ってみたら、世話が大変とか、転勤先で犬が飼えないとか、汚いとか、うるさいなどの理由で飼うことを放棄。
 そして保健所に持ち込まれて殺処分。

 生まれてまもない仔犬がペットショップに並ぶのは日本独自パターンらしい。諸外国は犬のシェルター施設などに出掛けて、何回も何回も何回も触れ合って、それで相性がいいとか、責任を負えると判断された飼い主にしか犬が譲渡されない。
 どうしても欲しい犬種がいれば、ブリーダーから直接購入。
 しかしブリーダーもムリな繁殖をさせないので、欲しいときに、欲しい犬種が手に入るなんてレアケース。しかもブリーダーに関する法規制も厳しい。  
 お金を出せばその場で、好きな犬種がすぐに手に入るという構造の歪み。
 安易に手に入り過ぎることにも大きな問題がある。

 日本では、ブリーダーやペットショップから保健所に持ち込まれる犬猫も後を絶たないと聞いた。
 毎回同じ人が犬猫を持ち込むと保健所にマークされるので、ペットショップやブリーダーからペットを預かる人がいて、その人が保健所に持ち込むそうだ。

 色々な現実を知ると気が重くなる。
 時間と、お金と、エネルギーを使って犬を救っているボランティアの人には頭が下る。
 犬に会うと気が晴れる。

 タオが亡くなってから犬に触れたなかったんですが、今日、初めて犬に触れてみた。
 タオとは違う感触。
 タオとは違う匂い。
 でもやっぱり犬臭い。

 タオの方が100倍可愛いけど、モグも可愛いし、他の犬も可愛い。

 里親会から戻って家に車を置いて、歩いて中目黒へ。
 遅い昼ご飯というか、今日の1食目で「八じゅう」でお好み焼きを食べた。