R0010039.JPG

 R8の充電が終わって試し撮り。

 ズームや顔検知や手ブレ機能がないにも関わらずGRD2の方が高い意味が分かった。

 決定的なのはレンズの差なんだろうけど、センサーの性能もだいぶ違うっぽい。GRD2よりも画素数上がってるのにR8の方がざらついた感じ。

 色味にしてもGRD2はブルー系の寒色がなんとも言えない感覚的に気持ちいい色(赤などの暖色系は色にムラが出る)なんですが、R8の方は寒色も暖色も緑っぽいちゃちい色になる。

 ひと言で言えばGRD2は難しい。普通にシャッター押してもブレてることが多いし、狙った写真になることが少ない。しかしたまに狙った以上の湿度と空気感が出てる凄い写真が撮れる。

 R8は高級コンパクトデジカメということに尽きる。ズームもできるし、顔検知もあるし、手ブレ防止機能もあるので、色々できてお得ですが、なんでもできる代わりに、GRD2みたいな徹底的に凄まじい写真を撮ってしまう奇跡は起きなさそう。でもお手軽&お気楽にパシャパシャ撮れる。それにGRD2よりもR8の方が本体のデザインいいし、小さくてポケットに突っ込んで持ち運びやすい。

 決定的なレンズの明るさは、体感としては雲泥の差。

 部屋のフロアライト灯しただけで、薄暗い床に寝ているタオを撮ることができるのがGRD2。R8はフラッシュ焚かないと暗くて何も見えない写真になる。

 同じメーカーから出てる、同じコンパクトカメラというジャンルなのに、こうも指向性が違うということに驚いた。

 その指向性を感覚的に捉えることができる程度に、ボクのカメラに対する感受性が上がっているということでもある。全くカメラに関心ない人にとっては、女の子が黒いブーツを幾つも持ってて「どれも同じじゃん」と言えば「こっちは先がとんがっていて、こっちはかかとが高いの! 全然違うのにその差が分からないんだから…」というのと同じくらいに意味不明。

 このカメラにはこのカメラの良さがあるはず。

 GRD2と比較してポテンシャル低い部分を嘆くよりも、GRD2よりもポテンシャルが高い部分を引き出して遊ぶに限ると思いました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください