同じ日本でも関東と関西ではあれこれ違う事が多い。
例えばタクシー。
客待ち中にドアを開けてるのが関西で、客待ち中もドアを閉めているのが関東。
例えばエスカレーター。
基本的にエスカレーターは立ち止まるべきなので移動したらいけないんですが、立ち止まる人が左側で、追い越す人が右側というのが関東。
その逆が関西。
京都は場所によって関東スタイルだったり、関西スタイルだったりする。
例えばうどん。
関東の人は基本はそば。うどんは副次的なもの。
主従関係でいえば蕎麦が主でうどんは従。
蕎麦が親分でうどんは子分。
蕎麦やうどんやカレーやカツ丼や天丼やラーメンを置いてるいわゆる街の店はおそば屋さんであって、おうどん屋さんではない。
看板も「そば・うどん」という風にそばが前に出る。
それが関東。
しかし関西(京都)は「そば・うどん」ではなくて「うどん・そば」という順番だと気付いた。
改めて街を見ると、京都ではほとんどのお店が「うどん・そば」という順番。
今まで気付かなかったので、これには驚いた。
ちなみに関東のうどんは濃い醤油なので汁が黒い。
これが品がないとか、不味そうということで関西の人に不評。
確かに関西のうどんの汁(お出汁)は透明で上品で旨い。
関西は薄味でお出汁の色も澄んでるうどんが人気だと思っていたら、これはちょっと勘違いだったっぽい。
うどん・そば屋さんに入ったら、半分以上の人がカレーうどんを頼んでいた。
このお店が、たまたまカレーうどんが人気なのかと思ったら、関西の人(京都)はカレーうどんを食べる率が高いらしい。
なるほど呑み屋の〆にもカレーうどんがあった。
薄味の澄んだお出汁のうどんが好きなのかと思えば、実はカレーうどんが好き。
上品ってよりガッツリ系のカレーうどんが人気とは予想外。