この地に越してきてそろそろ3ヶ月。
お気に入りの店にリピートすることが増えてきたので、新規開拓が減ってきた。
それはそれでいいけれど、やっぱり積極的に新規開拓した方がいい。
馴染みのお店のリピートは大きな外れがないけれど、新たな出会いの機会損失である。
誰と会うとか、どこで会うとか、何を食べるとか、何を聴くとか、何を観るとか、なるべく馴染みのローテーションを避けてコンサバにはならずにいたいもんだ。
…ということで武蔵小山駅から26号線を渡ってすぐのところにある「自慢亭」を初訪問。
夜営業が19時45分終わりなのと、数軒先にはichiや、近所にはボニートボニート、三ツ矢堂製麺、坂内、武蔵小山大勝軒、なわて、などのラーメン店がたくさんあるので、昼にラーメン食べたければ他のお店を利用してしまうという悪循環で不覚にも未訪だった。
駅から徒歩2分くらい。
うちからはチャリで5分くらいかな。
完全に昭和ムードの昔ながらの街の中華料理屋。
厨房の作りや客席(主にカウンター)が広くて、なんだかとても居心地がいい。
作りは古いのだけど清潔感が漂う。
地元の老夫婦から、おばさん数人、おっさん、若者という客層。
年配の方々はきっと子供の時からこのお店で食べ続けてるのだろう。みんなから愛されている感じがにじみ出ている。
お店オリジナルのからし(いまでいう具だくさんの食べる辣油)が人気。
「炒麺(軟い焼ソバ)にお酢とからしが旨いよ」と、この地で育った友人から聞いていたのだけど、寒風吹く中をチャリで行ったら温かい汁物が食べたくなって豆芽麺(モヤシソバ)を注文。
実は炒麺だけでなく、ラーメンも人気。
渋谷の喜楽や、西麻布のかおたんラーメンや、恵比寿のちょろりや、目黒のちょろりに通じる揚げネギ浮かぶ、ほのかに甘い台湾ラーメン系。
シャキシャキのモヤシとキクラゲが緩めの餡でまとめられて、熱々で旨い。
幅広のリングイネっぽいピロピロ麺がやや軟らかめに茹でられていて、これがまたしんみり、じんわり、やんわりと旨い。
基本は硬めが好きだけど、こういう昔ながらのお店では硬めにしない方が正解ということが多い。
半分くらい食べたタイミングでお酢とからしを試してみる。
このからし、薬膳に使われる様な香辛料が使われていて少しだけ癖がある。
これがまた旨い。
傾向としては俺式の特製らー醤かな…。
次回は炒麺を食べてみたい。
ジャージャー麺も気になる。
ご馳走さまでした。