THEペット法塾さん主催の意見交流会に出席するため衆議院議員第1議員会館へ。
都内は冷たい雪が降るにも関わらず大会議室は満員。
5年に1度改正される動物愛護管理法の改正が数ヶ月先に迫っているこの時期に、議員のみなさまや、愛護活動の最前線で活動される方々が揃っての意見交換となった。
ぼくの視点で要約すると
・8週齢以下で販売した方が「小さくて可愛い!」ということで良く売れる。
さらに早く販売した方が在庫管理の手間や経費が少なくて済むので
業者サイドは週齢の規制に反対している
・しかし8週齢以下だと母犬(猫)や兄弟と過ごす時間が短過ぎて
社会性育まれない。
社会性が育まれない犬(猫)は
懐かない、吠える、噛むなどの問題行動が多く
飼いにくい犬(猫)となる場合がある。
・飼いにくい犬(猫)は捨てられて殺処分される確率が高い
・殺処分数を減らすためにも
動物愛護管理法改正に8週齢以下のペット販売を規制する旨を明記する
というのがポイント。
他に生体展示販売や、深夜販売やネット販売の規制や、動物愛護センターの引き取りや、災害時の動物救助、地域猫の問題などなどなど…。
ペット販売業者 対 愛護団体という対立構造ではなくなってきているという話しが印象的だった。
深夜の繁華街のペットショップ。
ライトが灯された狭いカゴの中に入れられた仔犬や仔猫を見て「かわいい」という反応する人はどうかしている。
「かわいい」ではなく「かわいそう」が自然な反応のはずなのに。
完全に想像力や思いやりが欠如している…。
なにからなにまで欧米が進んでいるとは思わないが、ことペット問題に関してはペット先進国の欧米に見習うことが多い。
イギリスでは法改正されて全ての犬猫にマイクロチップが義務化されるそうだ。
ペットショップで生体展示販売している国などほとんどない。
「うんちが臭い」
「吠える」
「鳴く」
「噛む」
「歳をとった」
「子供が(犬猫に)飽きた」
「結婚するので」
「引越先を汚したくない」
という理由で犬猫が動物愛護センターに持ち込まれて殺処分される。
原因は動物側でなくて人間側にある。