元・自称らーめん王を名乗るのも憚りがありますが、4日振りのラーメンはづゅる麺池田。
店主の池田さんが、つけ麺をすする「づゅる」という音にこだわって名付けたお店。
こちらのラーメン大百科(今年ぼくが食べたラーメンの一覧)に出ていないので、今年初訪問となります。
6年前のオープン当初のこと。
目黒駅前から続く権之助坂の中ほどに突如現れたづゅる麺は、そのオリジナリティーと、繊細さと大胆さが渾然一体となった見事なバランスでぼくのハートを鷲掴み。
人気店となって並びができるまではそれこそ週3くらいは通っていました。
オープン当時は大盛り無料。
麺に添えられたレモンは今の倍のサイズ。
据置の魚粉なし。(後に魚粉ありとなり、いまは頼むと出してくれる)
ラーメンなしのつけ麺のみ。
塩のラインアップなし。
2階席なし。
店内に流れるのはレゲエ。
極太ツルツルワシワシ麺。(数年前から自家製麺)
思い返せば数々のマイナーチェンジを経て今に至りますが、あまり飾らないスタンスで直球勝負というスピリットは変わらず。
すぐに人気店となり、色々なメディアで取り上げられしばらくした後に青山に2号店オープン。
そして去年、恵比寿に3号店オープン。
権之助坂を通るといつも外に並びがあるので疎遠になっていましたが、ランチタイムを外すと行列はなくなっていたので久しぶりにづゅるって来ました。
ぼくの印象よりも塩気が強くなったかな。
前はもう少しねっとり&マイルド系だった気がしますが、若干淡麗系に軸を移行したのかも。
相変わらず旨いです。
帰るときに、お店の地下室(製麺室)から出てきた池田さんと遭遇。
「こんにちわ」
「ご無沙汰じゃないですか…」
「相変わらず旨いですねー」
「いやいやー。ありがとうございます。また寄ってください」
「店外並びの人気店になっちゃったから、頻繁に来られなくて…」
「最近はそんなに並んでないですよ」
「並んでないってことないでしょ」
など、少し話す。
贔屓にしていたお店が人気店になるのは嬉しいですよね。
…並ばないとダメになるのが寂しいけど。
ご馳走さまでした。