北海道の人にしたら信じられないでしょうが、東京ではあまり「やきそば弁当」が売ってません。(3年前に書いたブログはこちら。パッケージが長方形から正方形に変わったみたい)
知らない人も多いと思うので説明すると、要するにカップ焼きそば。
…でも中華スープ付というシャレオツでステキな逸品なのです。
焼きそばのお湯は湯切りして捨てるのが一般的ですが、やきそば弁当には粉末スープが入っているので、別カップに粉末スープと茹で湯を入れればスープ完成というお手軽さ。
捨ててしまうお湯で1品増えるのがエコでロハス。
パスタもソース作りに茹で湯を少々使いますが、茹で湯を使うからこそ旨い秘密がありそう。
それに汁物ではない焼きそばにスープが追加されるという組み合わせが完璧。
ぼくは「やきそば弁当」が大好きなので、見かけたら幾つか買溜めしています。
今回、縁があって5つも手に入れたのでご満悦。
仕事部屋で「やきそば弁当」を眺めてはほくそ笑んでいる優雅な土曜日なんですが、実は心は荒れ模様。
うそ。
荒れ模様ではないけど、休み明けに〆きりの課題が多くて心中穏やかでない。
やらなきゃいけないことを抱えてても気持ちが休まらないので、早いこと課題を片づけてすっきりした気分で休日を過ごしたいのですが、それなりにボリュームある課題なので困った。
「やるぞ!!」
という方向にマインドセットしてデスクに向かうのですが、まだまだゴールが見せません。
途方もなくて、気持ちだけ疲れてソファに移動。
すると「やきそば弁当」があるので、少しだけ気持ちがほっこりするというくり返し。
この時間の使い方は、無駄過ぎて逆に優雅かも…。
カップやきそばって、商品改良するには
・麺を美味しくする
・ソースを美味しくする
・具を美味しくする(豪華にする)
・量を増やす
・値段を安くする
・付加価値をつける(マヨネーズソース付など)
・茹で時間を短くする(5分→3分→1分など)
というのがオーソドックスだと思うのですが、湯で茹でスープを1品追加というディレクションって発明ですよ。
「麺がおいしくなりました!」
とか
「ソースにコクが増しました!」
とか言われても
「へぇー。そうなんだ」
というだけだけど
「スープ付いてます!」
って言われたら
「マジっすか!」
ってなるもん。
それにスープ付けただけで弁当と言い切ってるのもさすが。
「スープ付やきそば」
だとインパクト弱いけど
「やきそば弁当」
って言われちゃうと、なんだかちょっと胸騒ぎ。心が踊る。
同じ土俵に上がらないというのがオリジナリティー。
発明とはクリエイティブの彼岸なのです。