ヒカルがエスニック料理を食べたいというのでランチで「ベトナムちゃん」へ。
Y夫妻と一緒に食べに行き、ベトナム料理の世界観の広さと深さに感銘を受けたお店。
土曜日のランチにお邪魔したら、客の98%が麻のバックの1つくらい持ってそうなナチュラル系イメージのエスニック女子という比率で、男性客3名のうち他の2名は20代か30代という構成。
45のエスニック男子(ぼくのことです)にはアウェーな空間ですが、素人だとバレるとあれなので、あまり得意でないパクチーだって必要以上にパクパク食べてみました。
実をいうと、エスニック料理といえば生春巻きとグリーンカレーとガパオライスと海南鶏飯で98%くらいの人生なので、経験値と偏差値がとても低い。
生春巻きもグリーンカレーもタイ料理かと思っていたら、生春巻きとフォーはベトナム料理で、グリーンカレーとガパオライスはタイ料理で、海南鶏飯はシンガポール料理らしい。
あれが、あれで、あれらしいですが、知識もないので割愛…。
フォーとは、タマネギ、ネギ、パクチーなどの生の香草と牛肉がトッピングされていてヘルシーな、米粉麺のスープヌードル。
のれそれや葛みたいなチュルチュル食感の半透明で歯ごたえゼロの米粉麺に、大量のレモンを搾りかけて食べるので印象としてはスープサラダ。
しかし独特のレモングラス系の酸味と、出汁のコクがあって、これがまた非常に旨い。
フォーといえば恵比寿三越のデパ地下の「ニャーベトナム」の牛肉とトマトのフォーが1番旨いと思っていたのですが、ベトナムちゃんのフォーも旨かった。
写真は牛肉のフォーですが、鶏肉のフォーはもっと透き通るスープで、印象としては牛肉のフォーが醤油ラーメンで、鳥肉のフォーは塩ラーメン。
ちなみにヒカル基準ではフォーはラーメンではないそうなので、今週の一杯にはカウントせず。(先週末の札幌出張で今週分を先食いしているので助かった)
経験値と偏差値が低いぼくとしたら、エスニック料理って、多摩川の土手の野草を食べている様なパクチーなどの香草の「土手感」と、呑みすぎた翌日に吐き気を伴って上がってくる胃液の酸味の様なレモングラス系の「ゲ○すっぱ感」の印象。
それらの印象が強すぎて何を食べても同じだったのですが、ここにきて遅咲きのデビュー。
和食とイタリアンと中華好きで通してきた人生ですが、エスニック料理も好きかも♡
他に何を食べても同じ印象系だと、韓国料理は全てが唐辛子の印象で、インド料理は全てがスパイスの印象。
しかしインド料理は経験値が上がってスパイスの種類が認識できるようになり、好き嫌いや、旨い旨くないが分かる程度には偏差値が上がってきた。
質より量というか、何事も経験ですね。