昨晩、モグ血尿。
いつも通りに遊ぶし、ご飯を食べるし、水を飲んで大量のオシッコをするので、別段調子悪そうではないのですが、オシッコする度に血尿で、心なしかそわそわしている。
代わって上げられるならいいのだけどなにもして上げられない。
心配なので夜間緊急動物病院へ。
先代犬のタオがお世話になったことがあって、タオのカルテがそのまま残っていた。
血尿と血餅(けっぺい)が出ているということで、採血して血液検査。
次にエコー検査。
最後に尿道にカテーテルいれて尿採取して尿検査。
カテーテルが入っているので、そのまま生理食塩水を膀胱に入れて、吸い出してを繰り返す膀胱洗浄。
随分と痛そうだけれど、犬はそれほど痛くないらしい。
カテーテルを入れるときに、先に麻酔薬のゼリーみたいなものを塗っただけで、嫌がりもせずに大人しくしていた。
血液も尿もエコー検査も異常なし。
仮診断としては細菌性の膀胱炎。
しかし尿から細菌があまり検出されなかったので、疲労性の膀胱炎(遊び過ぎて体力と免疫力が落ちる)かも知れないとのこと。
抗生物質の注射を打ってもらって家に戻る。
楽になったのか、病院で疲れたのか、家に帰ってきたらすぐに寝た。
夜間緊急動物病院は近所の動物病院と連携していて、検査結果などをかかりつけの病院にFAXで送ってくれる。
「抗生物質が効くか2〜3日様子を見て、血尿が続くようだったらかかり付けの病院で診てもらってください」
と言われたが、念のため、午前中に近所のかかり付けの病院へ。
送られた検査結果を見て、かかりつけの病院での診断も膀胱炎とのこと。
抗生物質の錠剤をもらったので数日薬を飲ませてみて、治癒したかの確認で(数日後に)尿検査となった。
大丈夫そうなのでひと安心。
しかし夜間緊急動物病院はヘビーだ。
夜の病院というシチュエーションがまずもって重い。
モグと病院についたときは、若いカップルが仔猫を連れてきてた。
どこが悪いのか判らないけれど、背中に点滴していて、それが終わるの待ちといっていたので、元気になるといいけれど…。
モグの診察が終わったあとには、老母と息子という感じの2人が、犬を抱きかかえて慌てて病院に入ってきた。
「先生! この子、息してないんです!!」
てんかんみたいな痙攣をしてそのまま呼吸が止ったと慌てていたが、診察したら、呼吸が弱まっているだけで息はあるとのこと。
大丈夫かな?
元気になったのかな?
タオが亡くなる前…。
町医者よりも設備がいい大学病院ということで、かかりつけの先生に紹介された麻布大学病院に通っていた。
町医者で診られない重篤な患者(犬猫)が多くて、行く度に気持ちが重くなった。
町医者だとフィラリヤやワクチン注射で来ている動物がメインですが、大学病院となると外科手術やヘビーな検査が多くて、それこそ包帯グルグル巻きだったり、血だらけだったり、亡くなる動物も多い。
元気だったらそれだけでいいという気持ちが、元気でなくても生きててくれればいいという気持ちに変わるのをを思い出した。