オートホワイトバランスで撮るとコンデジはどれも似たような色味の写真になる。それはデジイチでも同じ。だから好きな色味にするためにホワイトバランスをマニュアルで設定した上に、仕上がり設定もして、さらにはカラーチャートで微調整。
Nikon D60はエントリーモデル(Nikonのデジイチで価格帯としては一番安いD40の次に安い)なのに、こと蛍光灯下のホワイトバランス調整がこんなにある。
ナトリウム灯混合光なんて聞いたことないので、どれがその灯なのか不明。
面倒な設定をしたくない人はオートホワイトバランスで撮ればいいんだから、設定を調整したい人はいくらでも調整が利くようになっているというサービスなんだと思う。
しかしボディが6万円程度(ズームレンズ2本とセットで10万円)のエントリーモデルを使う人で、蛍光灯6種類からホワイトバランス設定してる人っているんだろうか?
エントリーモデルなんだから、蛍光灯6種類から選択設定する機能を入れるくらいなら電球か蛍光灯か選ぶくらいにしといて、その分、値段を下げた方がエントリーモデルのプロダクトデザインとしては正しい気がするけど、気のせいなんだろうか?
いき過ぎたサービスは不快だ。
この機能としてはサービスとして嬉しい気分と、面倒な気分のギリギリ。
ラーメン王なので(違うけど)ラーメンで例えると、麺の固さが「やわらかい・普通・かため」から選べて、 味の濃さが「濃いめ・普通・うすめ」から選べて、さらには脂の量が「こってり・普通・あっさり」から選べる様な店が多い。
客のニーズに合わせてカスタマイズ可能という点ではサービス満点というわけだが「どれがお勧めなんじゃ!?」という気がしなくもない。
麺を固めに茹でるというのは、茹で置きでもしていない限りは、茹で時間を短くするだけなので対応可能なはず。
しかし麺かためを拒否する店もある。
「うちのラーメンは麺を少し柔らかめで食べて欲しいので、麺の固茹ではお断りします」
というスタンスなので、麺かためが好きな人には食べて貰わなくて結構ということだ。
みなさん全てに喜んで欲しいというのにはウソがある。
客を選ぶスタンスでいいんじゃないか?
客を選ぶスタンスで提供されるサービスの方が心地いいことが多い。