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 周囲が老眼鏡(今風にいえばリーディンググラス)デビューする友人だらけ。
 40代は老いに抗うけど、50代になって諦めのデビューという人が多い。

 ぼくはといえば、5年くらい前から、夕方に薄暗くなると手元の文字が読めない日々。
 まずは寝る前にベッドで本を読まなくなった。
 そのうち、夜の薄暗いお店で食事するときにメニューが見えなくなって
「これください」
 と、適当に(当てずっぽう)でオーダーすることが多くなった。

 この2〜3年は、昼でも契約書や申込書の細かい文字が読めない。(こちら

 それくらいはいいのですが(よくないけど)、遂にスマホの画面が見えなくなってきたので、そろそろ日常生活だけでなく仕事に支障がでてきた…。

 

 この歳(6月で47歳)になると、飲んでいるときに病気や老眼の話題がホットトピックとなる。
 先日のキックオフでも、友人2名が老眼鏡をしていて
「我慢してないで、老眼鏡かけた方が楽だよー」
 とか
「老いを受け入れろ」
 とか言ってくる。

「騙されたと思ってかけてみろよ」
 といわれて老眼鏡をかけてみると、困ったことに、驚くほど世界がクリアに見える。

 老眼鏡をかけると老いて見えるのが嫌なわけじゃないんですよ。
 手荷物が増えるのが何しろ嫌なの。
 それに1度かけちゃうと、老眼鏡を忘れたときとか、見えないことに苛々しそうなのも嫌なのです…。

 
 昨晩は仕事の関係で朝までスマホでゲーム。
 すると3時過ぎくらいから目がショボショボしてきて、なんとなく(勘で)遊んでるだけで、実際にゲーム中に何が起きているのか、うっすらと認識しているだけという体たらく。
 こりゃヤバい。カリスマゲームクリエーターの沽券に関わる。
 自分の作ったゲームが見えないんじゃ、チェックもなにもあったもんじゃない。

 つい先ほども、打ち合わせしていたら、最近老眼鏡デビューした友人から
「かけた方が楽なのに…」
 とアドバイス。

 

 はい、買いました。

 視力検査とか面倒だし、どうせすぐなくすだろうから、まずはレディーメードの老眼鏡。
 度数は+1〜+3まであって、ぼくは+1にした。
 フレームは茶と赤しかないというので茶をチョイス。

 お値段2,000円也。

 たった2,000円の投資で手元が見えすぎちゃって困る。
 世界には、こんなに細かいことが色々と書かれていたんだ。
 Retinaディスプレイのクリアさにも目を見張るものがある。 

 あー。楽ちん。

 これでしばらく生活してみて、よければちゃんとした老眼鏡を作ろう。
 眼鏡萌え女子にモテちゃって大変かも。 

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