銀行系のネットバンクなどのシステムがWindowsにしか対応していないことがあり、MacBook ProにParallelsでWindows7をインストールして利用しています。
先日Macが起動しなくなりSSDをフォーマット後にTimeCapsuleからデータ移行して環境再構築したのですが、ネットバンクの証明書の再発行で銀行に行かないとダメだったり、キーボードショートカットが微妙に昔の設定に戻っていたりで、Macは問題なく起動するようになったのですが地味に不便なことが続いています。
そんな中で
「今日中にWindowsのライセンス認証を行ってください」
というアラートが表示されました。
借金の取り立てだって猶予期間あるだろうに、いきなり「今日中に」という強めな口調だったので、あとでなにかと面倒なのも嫌なので再認証。
2年前にネットで購入したWindows7のプロダクトキーが書かれたメールを探して、プロダクトキーを再入力。
そしたらこのプロダクトキーは使えないとのエラーが表示されて、新たにWindowsを購入して新しいプロダクトキーを入力するか、電話でインストールIDを獲得するか、サポートのWEBを参照するかなどの選択となった。
正規に購入しているWindows7を再購入する気もないので、電話でインストールIDを獲得して再認証を選んだのですが、まずはMacの画面に表示されている6桁×8ブロックで48の数字をスマホで入力。
次に自動音声で流れる6桁×8ブロックで48の数字をキーボードでMac(正確にはParallelsで動いてるWin7)に入力。
全体のガイダンスの女性の声と、数字を読み上げる女性の声が変わったりしてなんだかとっても聞き取りづらい。
数字を読み上げる女性の声はトーンが急に低くなったのですが、その前の女性の高いトーンの方が何倍も聞き取りやすいのに…。
ネットに繋がっているのに、電話をかけて画面に表示された48の数字をプッシュ回線入力して、次は電話から自動音声で読み上げられる48の数字をMacに入力しないとダメって、どうしてこんなにローテクでヒューマンエラーが多そうな再認証システムなのだろう?
TimeMachineからクリーンインストールすると別の新しいPCにWinをインストールしたと判断されてしまうため、再認証手続きが必要、というのがそもそもの問題なのですが、それを回避するのにこの段取りって非効率過ぎる。
財布をなくして免許証やクレジットカードの再発行するのも泣きたくなるくらい手間ですが、Macのクリーンインストール後の環境再構築も前時代過ぎて悲しい。
早くスマホでパスワードやプロダクトキーが一元管理されて、指紋認証で全てクリアという時代がこないものか?
技術的には可能なので、あとは関係各社の調整ができれば実現できるのに、各社の調整って、各国の調整だったり、法律やモラルや補償の問題もあるから、あと10年くらいはかかるのかも。
技術的に可能なのに実現していないことが多すぎて残念だなー。