Macの日本語入力システムといえば「ことえり」でした。
漢字TALK時代は、これがとてもバカで使いものになりません。大袈裟に言えば、ほとんどなにも正しく変換されないレベル。
そこで当時は、ほとんどの人が日本語入力システムにATOKかEGBridgeを使っていたのですが、ぼくはEGWORDを使っていた関係でEGBridgeを使っていました。
Mac純正の「ことえり」と比べると雲泥の差。
なに不自由することなくEGBridgeライフを送っていたのに、2009年にEGBridgeを開発していたエルゴソフト突然の解散。
EGBridgeが終焉を迎えました。
ここでATOKに宗旨替えしても良かったのですが、アップデートされないままのEGBridgeを使い続けていたら、エルゴソフトの元社員の人が「かわせみ」という日本語入力システムをリリースしたくれた。
EGBridgeライクな使い勝手の「かわせみ」は馴染みよく、その後に「かわせみ2」にバージョンアップしても、ぼくはずっと「かわせみ」を使い続けてきた。
ところがMac OS X Yosemiteになってからから全角中黒「・」が、確定後に半角「•」になってしまうバグがあっていちいちストレス。
かわせみ2の環境設定ツールでスラッシュや半角や補正の設定してもどうにも直らない。
1日に何度も思い通りの変換ではない変換がされてしまって気持ちが悪いので、一時的に「ことえり」に退避しようと思ったのですが、なんと!
いまってもう「ことえり」じゃないのね。
Yosemiteからみたいですが、Mac純正の日本語入力システムが「ことえり」ではない何かに変わっていた。
ぼくがMacを使い始めた20年くらい前から、Macの日本語入力システムといえば「ことえり」という時代が続いていたので、知らぬ間にその時代が終わっていたことに愕然。
世界やシステムなどは、知らぬ間に少しずつ変わって、気づいたときには全く違うものになっている。
しかしこの、ことえりではないなにかは、なんという名前なんだろ?
調べても名前がないみたいだけど、知らぬ間に密かに潜伏してる感じがちょっと怖い。