2000年の麻布十番祭。
カメすくいでカメをすくったものの
「うちでは飼えないので、誰かもらってくださーーーい!」
と、半泣きだった女性からミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)を1匹譲り受けた。
このときの大きさが500円玉より少し小さいくらい。
独りきりで寂しそうだったので、翌年にペットショップでもう1匹を購入。(その後、FreePetsでの活動を通して、生き物をペットショップで購入することはよくないと気づいたので、ぼくがペットショップで生き物を購入したのはこれが最後)
子供の頃に飼っていたカメはすぐに死んでしまうことが多かったが、近年は、フードやヒーターが進歩しているので病気もせずに長生き。
今も健在で元気。
2匹を1つの水槽で飼育していたら喧嘩するようになり、調べてみたら、カメも縄張り意識が強いので、狭い水槽だと喧嘩するそうだ。
そこで衣装ケース2つに分けて別々に飼育。
夏はベランダなどの外に出し、猫やカラスの餌食にならない様に金網を屋根にして保護。
冬は屋内にいれてヒーターで26度をキープ。
月に2〜3回は水替え。
これが地味に重労働。
飼育がそれなりに大変なので捨てちゃう人が多いことが社会問題化。
公園の池などでミドリガメが並んで甲羅干ししている姿をよく見るが、公園の池などは閉鎖系なのでまだいいが(よくないけど)、日本の川や沼で生息可能で爆発的に増えるので、生態系に深刻な影響を与えている。
2020年を目処に特定外来生物指定されるとのことで、そうなると輸入・販売・飼育が禁止になるそうだ。(人間の都合で輸入されて、捨てられて、増え過ぎて在来種に悪影響だから駆除するというのは身勝手すぎなのでどうかと思う)
うちのカメの場合、今までに何回かたまごを産んだが、すぐに食べてしまうので、気づくとたまごの殻だけが散乱していた。
それが先ほど!
仕事部屋においてヒーターで温めている水槽(衣装ケース)を見たら!!
なんと!
たまごを産んだ直後!!(直径2センチ×長さ5センチくらいで座薬的な色と手触り感)
なんの知識もないのでネットでミドリガメの産卵〜孵化の情報を調べたら、単体で飼育されていた場合は無精卵なので孵化しないそうだ。
…とはいえ、有精卵の可能性もあるだろうから(あるのか?)、このまま放置して食べられちゃうのも可哀そう。
それに天地がひっくり返るとダメらしいので、すぐにマジックなどで印をつけて、産卵後24時間以降は天地逆にしないこと。
あとは、基本的に夏に産卵するそうなので28度くらいをキープして、湿度も一定に保つのがいいそうだけど、それは難しいので今晩は温かい場所でティッシュにくるめて置いて、明日になったら砂かなにかで環境を整えて上げないと。
飼育すらNGになるカメを孵化させてもトラブル増えるだけですが、一度飼ってしまった命には責任あるし、その命が命を生んでるんだからそこにも向き合わなければならない。
安易にカメを譲り受けたカルマ。
先代犬のタオと暮らしている途中から家族の一員に加わったカメ。
モグがうちに来たときからいて、モグが亡くなった後も元気に生きてるカメ。
犬の寿命は10年〜20年くらいですが、カメって30年くらい生きるらしい。
ほんと、安易に生き物を飼ってはいけません…。