美味しい&楽しいというのが前提だが、それでもやっぱり嫌なことも多いので、嫌なことを忘れるために前後不覚になるまで呑むみたいなことを続けていた。
この10年くらいは「そんな呑み方してたら身体を壊すよ。自重した方がいいよ」と言われていたし、確かにみんな40歳くらいになると身体を壊すので「そんなものかなー。でもぼくは大丈夫だ」と、根拠のない自信があったんだが、そしたら案の定、身体を壊した。
意外に人並みな身体なんだと思った。
ちょうどいいタイミングなので食事制限して、徹底的なメンテナンスしたら1ヶ月で完治。
しかし元の生活に戻したら、元の木阿弥に成るのは自然の摂理なので、地味に自重を続けている日々。
身体が健康になっていたら、今度は心が不調。心の底から「楽しい!!」と思えることが減っているのだ。
相反する心と身体。昼と夜。陰と陽。男と女。物質と精神…。
相反しつつも入れ子になってるのでお互いが引きつけ合ってバランスを取る。ほんと宇宙は巧くできている。
身体が不調というのは症状として分かりやすい。心が不調というのは症状として分かりにくい。
しかし病気してみると、自分の身体や心のコンディションに敏感になる。コンディションを感じるセンサーがグレードアップしてる感じ。初期症状で自分のコンディションに気づくから対処がしやすい。
心の底から「楽しい!!」と思えることが減っているのには訳がある。
当たり前だ。
世界の全ての事象や、世界の全ての心の揺らぎには訳がある。
因果応報なのだ。
楽しいことを楽しいと、楽しみ尽くす気力と時間がない。遊んでても別のことが気がかりだったり、早目に帰って仕事しないとってことが多いのだ。
だったら気力回復させて時間を作ればいい。
そのためには気がかりな問題を片付けよう。そして時間を作ろう。
たったそれだけのことでぼくの認識している世界は変わる。
世界を変えることができるんだから、変えればいい。
世界を変えることなんかできないと思った瞬間に、世界は膠着する。