料理は楽しい。
食べるのも楽しいが、作るのも楽しい。これはゲームで遊ぶのも楽しいけど、作るのにも楽しいのに似ている。
基本を踏まえながら自己流にアレンジするクリエイティブ行為ってのは、なんでも楽しいわけです。
…ってことで前回から発展させ、今回は完全自己流でなんのレシピも見ずにオリジナルアイス作りに挑戦。
アイスクリームってミルクが醸し出すねっとりとしたミルキーさが美味しさの秘訣だと思うんです。あとは冷えても固まらない油脂分。
しかしミルクもバターなどの油脂もマクロビオテックでは御法度なので、ミルクの代わりに豆腐を使います。
…と、豆腐を使う基本部分は前回と同じですが、あとは完成をイメージして全て適当に自己流でアレンジ。
ハーゲンダッツのあずきアイスが美味しいので、あれを目指してみる。
絹ごしの豆腐(これも精白されてる白いものだからマクロ的にはNGなのかな?)2丁をミキサーへ。
豆腐だけでは淡白なので、コクを加えるために黒豆きな粉を追加。
精白された砂糖もNGなので、甘さを出すために黒密を加えてミキサーにかけると、黒豆きな粉のぶつぶつがチョコチップみたいなアクセントになった液体完成。
そこにあずきを投入してアイスクリームマシンで低温撹拌。
すると溶けたアイスくらいにだんだん固まってくるが、これ以上は固まりそうもないのでどろどろの液体をガラス容器に移し替えて冷凍庫へ。
煮る、焼く、炒める、蒸すなどの料理は割とやってきたんですが、冷やす関係ってほとんど作ったことがありません。
なのでアイス作りが面白くてたまらん。
固まる前のどろどろのモノでも同じはずなのに、冷えて固まることで味が変わるのが面白い。
具体的には甘みや香りがぐっと抑え込まれる。
冷えて固まったときにベストに調整すると、固まる前の冷えてない状態ではアイスって相当に甘いし脂っこい。
こんなものを食べてたら太るのは当然。
しかし今回のなんちゃってマクロビオテックデザートがちゃんと固まってからひとくち食べれば、ほんのりと甘く、きな粉の香りがふわっとたちこめ、黒蜜のコクがねっとりと口中にからみ、あずきがアクセントになった大人のアイスになってるはず。(予)