有限会社Route24を設立して4年。
最初から税理士さんを雇っているので、経理的なことは毎月領収証をA4封筒に詰め込んで郵送するだけ。決算終わったときに年1回会いますが、あとは電話とメールのやり取りという簡素さ。
だから今まで確定申告したことなかったんです。
…ところが。
講演や、イベント出演や、非常勤講師などが重なって初の確定申告。
Route24に入金してもらってそこから給与所得という形式にできれば税理士さん任せでいいのですが、なぜだか法人講座には振り込めない、個人口座に振り込まれる仕事が去年は多かった。
そこで最終日の昨晩に申請書に目を通す。
すると「給与収入の全額/4.00(小数点以下切り捨て)×4.00×60%〜70%(収入準拠)-180,000円とか、-540,000」とかで全く意味が分からん。
そしたら国税庁のページを教えもらった。
なんでもe-Taxというシステムがあって電子申告可能。こりゃ便利で素晴らしいと思ってページを開くと、個人認証するための専用端末が必要とのことで挫折。
次に書面提出用の書類作成ページに行くとMac対応と明記されててちりばつな感じ。
しかし。
所得の種類だけで「事業、不動産、利子、配当、給与、雑所得(公的年金など)、雑所得(その他)、総合譲渡所得、一時所得、変動所得、臨時所得」などなどがあって、何がなんだかよく分からなくて困っていると
「失敗すると危ないから、ちゃんと税務署に行った方がいい」
と、twitterでReplyを多数頂く。
なるほど納得。
それで昼過ぎに自慢のプジョーのチャリを飛ばして目黒税務署へ。
そしたら!!
税務署前に人だかり。
ガードマンさんや、署員の人の誘導で駐車場にチャリを停めると、税務署を囲むように人が列をなしている。
早くも砕けそうなガラスのハート…。
「これって、この列に並ばないとダメなんですか?」
と訊いてみると、申請書の作り方を教わりに来た旨を告げると3階に行ってくれと伝えられる。
3階へ。
そしたら!!
空間が全て人で埋まってる感じ。
そのまま帰宅したい気持ちに鞭を入れて、先ずは受付に並ぶ。
次にエントリーシートに名前と住所記入。
次にパソコンでのデータ作成に並んでいるとやっと順番が来て「パソコンは大丈夫ですか?」と訊かれる。
「大丈夫ってほどでもないですが、嗜む程度には…」
と伝えると、いきなりWindowsマシンの前に連行されて足がすくむ。
PCが横並びで何列もセッティングされていて、PC3台毎に、職員をアシスタントするバイト風の人がスタンバイしているシステム。
ここでキレイなお姉さんに身柄引き渡しされ「住所とお名前を入力お願いしますね♡」と優しく言われたんですが、Winの漢字と数字の切り替えが分からずにあたふた。
「すみません。Macなもので…。Windowsの数字ってどうやって切り替えるんでしたっけ?」
と訊ねてみるが、これじゃまるで、パソコン得意な振りして本当はできないおっさんみたいじゃんかよ。
言われるがままに、手取り足取り指導されること10分。
できた書類を持って同じ3階の提出窓口に提出。トータル30分程度であっけなく終了。
1階と外の群衆がなんだったのか意味不明なので訊ねると、申告用紙を自分で記入してきた人々とのこと。
どうやらPCで申請用紙作った方が圧倒的に早いらしい。
確定申告のことだったら、ぼくになんでも訊いてください。(自信過剰)