モグを乗せてドッグランに行くことが多いので車の後部座席はいつも毛だらけだ。
窓を開けて顔を出して走るのが好きなので風を受けてよだれが飛び散り、そのよだれに砂ぼこりが付着して、後部席の窓にはよだれラインが幾何学模様を描いている。
はっきりいって車の内外がかなり汚い。
それなら洗車すればいいんですが、ケミカルな洗車用洗剤は環境ホルモン的な意味で環境負荷が高いのでなるべく洗車をしない様に心がけている。
しかしふと見るとラリーの大会に出た後のレベルの汚さ。
でもあまり洗車しない方がいいし…。
そんなこんなで半年くらい洗車せずにいたのですが、引越する前に利用していたスタンドの洗車チケットが余っていたので、それを使い切ってしまいたい目論見もあってガススタンドへ。
そしたらエンジン用のなんとか剤がほぼ空になっていて補給。
タイヤが老朽化してひび割れているのでそろそろタイヤ交換した方がいいとのこと。
エンジンオイルも真っ黒になっているので交換のタイミングだと言われた。
頻繁に車のチェックもしないとねー。
ハイオク満タン+WAX洗車+室内清掃でピカピカになった。
数ヶ月ぶりに散髪したみたいで気持ちいい。
…で、帰宅したらスタンドから留守電。
「折り返し電話をください」
というメッセージを聞いたのはいいけど、他のことに気を取られて忘れていたら、夜に再度留守電が入っていた。
そして今日の朝にも留守電。
これだけ頻繁に連絡ってのはトラブルっぽいので昼過ぎに電話をしてみる。
すると先方のミスでガソリン代を支払ったカードが2重決済になってるので、キャンセルするためにカードを持ってスタンドに来て欲しいとのこと。
いつも利用しているスタンドだったら給油時に寄ればいいんですが、このスタンドは遠くなってしまったのでわざわざ行くこともなさそう。
必要があるときにこちらの都合でスタンドに赴くのはいいけど、先方のミスでまた行くってのは面倒だ。
せっかくピカピカの車で気分が晴れていたのに、地味に面倒なことが降りかかって若干気が鬱ぐ。
…が。
最近は大人になったので、面倒なことから先に片づける様に心がけている。(面倒なことは後回しというのも多いけど)
「あー。ガソリン満タンだけどスタンド行かないとなー」
という些細なことで日々少しだけ気が重いってのはナンセンス。
こういうことは早目に対応してしまった方が精神衛生上いいわけです。
とはいえこのためだけにスタンドに行くとなると気が重い。
ついでに寄るなら気軽なので打ち合わせに車で向かった。
打ち合わせを終えてスタンドへ。
名前を告げるとすぐに担当者が出てきて「当方のミスでわざわざ御足労頂いて申し訳ありません」と丁寧なお詫び。
カードを渡して2重になってる決済をキャンセルして完了。
その間の数分に窓を吹いてくれて、また車がピカピカになって気が晴れた。
「面倒なことも素早く片づけて、車の窓はピカピカで、あー、気分いい!! ラララララー♪ ルルルルルー♪」
と、J-WAVE聴きながら鼻歌まじり。
…が。
先方のミスでスタンドへ行ってるのに、ついでに寄る体裁にしてくて打ち合わせに車で行って駐車場代やガソリン代がかかってるわけです。
先方のミスの解決のために、ぼくが出費して、ぼくが時間も使っている。
ミスの代償こっち持ち。
よくよく考えてみると、これってヘンだよね!?
でも対応が潔くて気持ちよかったので、まぁいいや。
これで嫌なこと言われたり嫌な態度されると苛々するだろうけど、また窓を拭いてもらってラッキーみたいな気分だったもん。
失敗やトラブルにどう対応するかで、印象が全く違ってしまうもんですね。