今期の精華大学の授業の1回目。
人数を少なく絞ることになったので今年は11名。
昨年が30名以上だったことを思うと雲泥の差。
自己紹介終わった後にAB2チームに分けて、全員にゲーム企画のフラッシュアイデアを考えてもらう。
今年の生徒は全員がゲーム業界に就職志望とのこと。
みんなある水準には到達しているし勘所がいい。
アイデア考え中に独りの生徒が
「すいませーーん。これにサインしてくださーい」
とmoonを持ってきた。
小学校のときに遊んでいた大好きなゲームだといっていた。
サインをさせてもらって少し話す。
たまにこうして過去に作ったゲームを持ってくる人がいるのでサインすることがあるけれど、これってブツとしてパッケージソフトが存在しているからこそのコミュニケーションなのだと思った。
ぼくは基本的にゲームや音楽や映画や書籍など、デジタル配信できるものは配信した方がいいという主義だ。
その方がパッケージをプレスするエネルギーや、パッケージ素材の資源や、流通のエネルギーなどがかからないから省エネ&省資源で環境負荷が低い。
どうせだったら環境負荷が低い方がいいに決まっているもん。
…とはいえデジタル配信だと、こうやって作ったブツにサインみたいなことができない。
実際にこの数年の自分の仕事を振り返ってみても、すべてデジタル配信されるものなのでブツは存在してないから
「大好きなゲームなのでサインしてください」
みたいなコミュニケーションは不可能。
デジタル書籍なんて著者のサイン会できないものね。
気持ちの問題を度外視すれば、便利で手早く環境負荷が低いデジタル配信が主流になるのは明白。
完全にデジタルになる時代っていつ頃なんだう?