先代のおじさん時代から20年以上中本(中国料理・中本)に通っている身としては、経営者が替わって新しくなった中本(蒙古タンメン・中本)から登場した限定メニューには手を出さずにいた。
なんというかまぁ、誰に頼まれたわけでもないのに筋を通してきたわけです。
しかしここに来て手を出してしまいました。不肖の元・自称らーめん王です。
だってしょうがないじゃない。
辛さ度6だった蒙古タンメンが、一般受けをよくしてすそ野を広げる経営戦略(予想)で辛さ度が5にダウン。
蒙古タンメンから冷やし味噌にいって北極に落ち着き、その後に味噌卵麺を経由して蒙古タンメンに出戻って落ち着いていたのに、辛さ度5だとなんだかいまいちなんだもん…。
オーガニックやマクロビオテックに幾許かのこだわりありますが、身体にいいことばかりしてても身体によくないことは知っています。
あまりに衛生的な環境で過ごすとアレルギーやアトピーになりやすいというのが自然の摂理。
清濁併せ呑むバランスが一番大事なんです。
だから暴飲暴食に二日酔いもあれば、煙草だって(未だに)吸ってるし、清く正しい生活が数日続くと身体にダメージ与えるモノが欲しくなるのです。
ぼくにとっては清濁のバランスを取るための濁としての蒙古タンメンだったのに、蒙古タンメンは昔の蒙古タンメンに在らず。
軽くダメージ受けたいだけなのに、北極や冷やし味噌や味噌卵麺だとダメージ大きすぎるし…。
すると!!
限定メニューで冷やし味噌卵麺登場!!
冷やし(つけ麺)だったらスープが熱くないから舌が痛くなって食べられないこともないし、野菜(もやし)大盛りにすればその水分でスープも薄まるはず。
こりゃ一石二鳥ってことで、ここにきて初めて先代が考えたわけではない限定メニューに手を出してしまいました。
味噌卵麺のあの唐辛子がズドンと胃に来る破壊力は健在。
それでいて冷たい麺をつけて食べるので辛すぎずに食べやすい。
スープを麺がすって辛くなりすぎることもない。(軽く蒙古タンメン越えなので充分辛いけど)
こりゃいい。
これこそ先代時代にはなかった進化系だと思った。
新メニューの冷やし味噌卵麺はステキだ。
ご馳走さまでした。