ガス・ヴァン・サント監督すごい。
元々が生と死の儚いバランスを丁寧に撮る人だけど、ここに来て極まった感じ。
ヒロインの女優、誰だか知らないけどとてもいい。
クレア・ディーンズっぽいかと思えば、グゥイネス・パルトローっぽいところもあって、透けて見えちゃう様な透明感が素晴らしい。
儚さと力強さ。
無常観。
切なく暖かい。
そしてどこまでも繊細。
なのに甘酸っぱくなりすぎないのがいい。
死んで生きるみたいな輪廻は仏教っぽい。
邦題の「永遠の僕たち」だけど、ぼくとしては「永遠でない僕たち」という方がしっくり来るけど、やっぱり「永遠の僕たち」の方が文学風だな。
お辞儀のシーンも巧い。
ど迫力なシーンもないし大きな展開も全くないですが、これだけ丁寧に撮ると単なる日常が尊くそして透けていく。
とてもいい映画。
予想以上に面白かった。
iTunesにあるので(こちら)お勧めです。