やっと今日の仕事が終わった。
 集中力が切れたから終わらせただけで、実は全く終わってない。
 1つ課題をクリアすると2つ課題が出てくるので、早くこの状況を脱しないとヤバい。

 仕事にしろ、学生の課題や宿題にしろ、いつだって何だって大変だ。
 時間か、お金か、機材か、やる気か、チームワークか、アイデアか、集中力か、運か、なにかが足りないのが日常茶飯事。
 そう考えると、いつでも、どこでも、誰でも、何をしてても大変なのだ。

 40歳も過ぎれば、経験と知識と、それまでに培った人間力で、なんだって余裕でクリアできるんだと思っていた。
 そしたら年齢相応の壁にぶち当たるだけで、大変さでいえば、若い頃となにも変わらん。
 こういうことは大事なので、もっと学校でちゃんと教えた方がいい。
 ぼくの生徒には
「いつだって、どこだって、誰だって、何をしてても大変なのだから、その大変さを存分に楽しめ」
 と言い続けてるけれど、自分で言っといて、ほんとその通りだと思う。
 楽しめる才能とセンス次第なのかも…。

 

 先ほど、あれこれの意識合わせと調整で電話で話していた。
 そしたら
「うわ! たぬきだ!」
 と、話し相手がのたまった。

「たぬきって、いま、どこにいるのよ? 東京じゃないの?」
「東京だよ。自宅。でもたぬきがいた」
 とのこと。

 都心のど真ん中にたぬきはかなりのレアケースだと思ったので
「たぬきじゃなくて、ハクビシンじゃないの?」
 と訊いたら
「そうかも知れない」
 と言っていた。

 数年前…。
 ぼくは目黒区でハクビシンを見ました。
 そのときの様子はこちらです。(タオと散歩してたときなので、思い出すと寂しい)

 逃げたハクビシンが家の屋根裏で子供を産む。
 ゴミなどが多いので食べ物には困らないから増える。
 増えると被害(池のコイを食べたり、庭のカメを食べたり、農作物を荒らしたり)するので害獣指定されて駆除される。

 命あるものを駆除してると、そのうち自分たちが駆除される気がする。
 甘いことを言ってるだけかも知れないけれど、仲良くなれずとも、棲み分けて相手を尊重しないといけない。
 邪魔者は殺せばいいというわけがない。

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