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 写真はぼくの歴代iPhone。
 左から3G、4、5s(現行機種)となる。他に3GSがあったけど見当たらない。
 4sのときにandroidの仕事がメインとなりandroidに乗り換えた。なので4sと5はスキップした。

 

 信者としてはだらしない部類のApple信者ですが、24時間後にAppleの発表会が迫っているので少しだけ浮ついている。
 発表会ではiPhone6とiWatch登場との噂。

 リークされたかも知れない(真偽のほどは定かでない)レビュー動画がGozmodoさんのこちら
 いつの日からかOne More Thingで度肝を抜かれることもなくなったので、ぼくが思うにリーク情報が正しいのだと思う。

「既定路線だ」
 ということをFBに書いたら
「レーザー」
 というコメントがあった。

 確かにそれくらいの意外性が欲しい。

「持ってるだけで開運」
 とコメントを返したら
「痛風が治るとか」
 との返事。

 ここで思い出した。

 iPhone5sからM7コプロセッサが搭載され、加速度センサーややジャイロスコープが裏で動いているので、iPhoneを持っているだけで歩数がカウントされている。
 これって万歩計搭載されているということなのですが、意外に知られてなくて歩数計アプリを入れてない人も多い。
「無料の歩数計アプリをインストールするだけで、毎日どれくらい歩いたかとか消費カロリーとか計測できるよ」
 と教えると、物知りおじさんみたいになって、モテてる風になることもあった。

 

 ウェアラブルなiWatchの登場で、血圧や脈拍が計測されて、それがiPhoneと同期するという噂がある。
 すでに実用化されているテクノロジーなので、いまさらAppleがそこにくるのかどうか分からないが、ぼくはこれこそが正しい既定路線なのだと思う。

 人種や性別や年齢や宗教を超えた人類不変のテーマである「不老不死と永遠の美貌」を実現するために、テクノロジーが利用されるのは当然のこと。
 ある意味、iPhone6とiWatchを持っていれば開運であり痛風が治るのだ。

 

 …とはいえ、iPhone6とiWatchを持っているだけで、開運にもならないし痛風も治らないともいえる。

 

 例えばアナログの針が体重を示す体重計から、デジタルの体組成計(体脂肪率や骨密度)への進化。
 これとて、持っているだけで、毎日計測しなければただの邪魔もの。
 しかし毎日計測し、自分のフィジカルデータに気を使い、健康に留意するための指針として使えば、開運であり、痛風が治るテクノロジーであることは間違いない。

 開運と痛風(などの病気を未病にする)のテクノロジーとサービスこそ、これからの人類とテクノロジーの甘い関係なのだと思う。(iPhone5s利用しつつ痛風の人がいっても説得力ないですが)

 

 電話がなかった時代。
 相手と相談やお喋りしたければ、相手のところまで行くしかなかった。 

 FAXがなかった時代。
 絵を描いて、それを相手に見せるのには、相手のところまで絵を持っていかなければならなかった。

 スマホがなかった時代。
 海外旅行中にステキな景色をみたり、美味しい食事した写真を相手に見せるには、写真を撮って、帰国した後に現像して、相手に見せに行くしかなった。
 それがいまでは、特殊なスキルや、ありあまる経済力がなくても、誰でも瞬時に全世界発信ができるわけだ。

 

 ビデオデッキや、シンセサイザーや、家庭用ゲーム機や、テレビのリモコンや、CDや、iPodや、インターネットや、メールや、デジタルカメラや、スマートフォンや、SNSや、ハイブリット車の登場は、間違いなく世界を変えた。

 問題はその先だ。

 FAXがなかった時代。
 グラフィックの確認で相手のところまで絵を持って行った手間と時間を考えれば、メールで送れて確認できるいまの時代のなんと優雅なことか。

 しかし相手のところに持っていく手間と時間(=エネルギー)がかからなくなった分、いままでは1日に1つの確認をしていれば済んでいたところ、1日に10の確認が必要になり、1日に10の確認がスタンダードになり、1日に1つの確認の単価が下がったわけだ。

 わざわざ帰省しなくとも電話やメールやメッセージでコミュニケーションできるから、帰省回数が減るというのと同じ。

 テクノロジーは人の手間を軽減させ人の欲求を満たす方向に進化するが、その反面で人に別の手間やストレスを増やす。

 

 そのあたりの本質的なジレンマを解決するテクノロジーの登場を待っている。
 主に軍事目的で開発されたテクノロジーがやがて民生化されるということの繰り返しですが、そういう流れが変わる日も近い気がする。

 世界は変わったし、さらにいい方向に変わると信じている。

 薄く、軽く、大きく、速く、バッテリー長持ち、カメラが高性能化というのがこの数年のスマホの進化の波ですが、そろそろ別の波が来るはず。
 その波がきたくらいでテクノロジーと人間の関係性が劇的に変わり、風向きが変わり、時代が変わり、世界が変わる。

 …と信じている。