「誰よりも狙われた男」(こちら)を観る。
名優・フィリップ・シーモア・ホフマンの最後の主演作。
静かに深く刺さる映画だった。
ロビン・ライトの非常なクールビューティーさもヤバいが、フィリップ・シーモア・ホフマンの演技も凄い。
情熱的に仕事に取り組んでいるのに、どこか人間に冷めて諦めちゃってる役どころ。
完全にその人そのものだった。
常に煙草吸いっ放しでスコッチ飲み続け。
命のキラメキみたいなのが消えちゃってて半分向こうにいってる。
彼はこの映画の撮影翌年にオーバードーズで亡くなってしまった。
1967年生まれで(ぼくと)同い年ということもあり、先が楽しみな俳優さんだったのに残念。
亡くなる直前の、どこか神がかっている演技と存在感という点で、ダークナイトのヒース・レジャーのジョーカーを思い出した。
なんだかちょっと近寄りがたい。