「バードマン」(こちら)が観たくて、改装後の六本木ヒルズTOHOシネマへ。
バットマンを演じていたマイケル・キートンが演じるのが、脚本・主演・演出の芝居に賭けたバードマン役で有名な落ち目の映画俳優。
このあたりからすでに仕掛けまくりですが、現実と劇中劇と白日夢が交錯する1カットで撮られた風の映画は嫌になるほど面白い。
現実寄りのファンタジーというか、寓話チックなストーリー展開。
ちょっとメロウになりがちな内容ですがビシッとビターでシニカル。
マイケル・キートンもエドワード・ノートンも超絶にいい。
エマ・ストーンも。
ドラムだけのBGMも効いてる。
アレハンドロ・イニャリトゥ監督最高。
21グラムもビューティフルもよかったもんなー。
大好きな映画「フィッシャー・キング」に通じる面白さだった。
これぞ映画。これこそ映画。
映画館の入口に立つバードマンの原寸大人形が、深いんだか浅いんだか分からない味わい。(どちらかと言えば浅い)