この1ヶ月くらいカメ子の食欲が落ちていた。
水温が低いとカメは食欲が落ちるけれど、26度設定のヒーターを入れているので水温の問題はないはず。
もう1匹のカメ吉は元気で食欲もある。
週1くらいで水換えをしているが、カメ子の水槽の方が水汚れが激しい。
食べ残しが原因だと思っていた。
昨日、ヒカルが水槽を洗ってくれてから、カメ子の動きが活発で暴れる様に泳ぐ。
元気が出てきたのかと思ったら相変わらず食欲なし。
今日になってカメの元気がなくなり、水中から水面に顔をだして口を開けてぐったりしている。
普段は触れようとすると警戒して首を引っ込めるが首を出したまま。
2000年にカメ吉がうちにきて1匹では淋しいかと思ってカメ子を飼い始めたのが2001年。
大きくなって喧嘩するようになったので水槽を2つに分けたが、よくよく調べてみるとミドリガメ(ミシシッピ・アカミミガメ)は縄張り意識が強くて喧嘩するので1匹で淋しいということはないそうだ。
飼い始めたときは500円玉程度の大きさ。
それがいまでは30センチ近くになって1.5キロもある。
元気がなくなったカメ子の身体をよく観察すると足の付け根に綿みたいなカビ。
水カビ病だと思ったので、午後にベランダに出して甲羅干しさせた後、夕方にメチレンブルー(カメや熱帯魚の消毒液)を水槽に入れて薬浴させてみた。
夜になってヒカルがカメ子の様子を見ると
「きゃあーーーーーーーーーーーー!!」
と悲鳴。
何事かと思って駆けつけると、水槽で、お腹を上にしてひっくり返って動きもしないカメ子。
「えっ! 死んじゃったのか?」
と聞くと
「まだ生きてる。動いてるから助けて上げて!」
と、ややパニックのヒカル。
カメ子を水槽から出すと、確かに手足をもぞもぞ動かした。
このまま一晩越せそうにない重篤な感じだったのですぐに動物病院に電話。
カメの専門医はいないが、カメの診察も可能ということで、24時間365日受付けの白金の病院へ。
病状と経過を伝えると
「診察してみますが、カメの平均寿命が20年とすると、カメ子ちゃんはかなりの高齢なので心臓や内蔵疾患があるのかも知れません。しかしカメは診察が難しく、聴診器で心音を確認することもできないので、外傷や皮膚病がないか調べてみて、あとは食欲がなかったのなら栄養補給でビタミンやカルシウムの注射をしてみますね」
とのこと。
診察と処置が終わるのを待っていると、少しだけ元気になった風のカメ子が戻ってきた。
水温を30度くらいに上げて経過観察。
冬場は日光に当たる時間が減るのでビタミンDやAの欠乏になりやすいとのこと。
ビタミン強化配合された餌や水質改善液を使い、徐々に陽に当たる時間を増やしながら、食べるようだったらほうれん草か小松菜を給餌。
容体が急変したらすぐに病院へ。
水温上げたことで食欲が戻れば、3週間後に再び病院に行ってビタミン注射。
いまは水温上がった水槽で静かに寝ていますが、栄養価の高い餌も手に入れたので、自分でご飯を食べるくらいに元気になってくれないと。