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 月曜日と火曜日の朝から夜までディープミーティングがあるので、日曜日に大阪に前乗り。
 ヒカルも実家(大阪)に1年近く帰ってないので、健太も連れて家族3人での来阪となった。

 仕事の関係で大阪には何度も来ていますが、基本は夜の飲みとラーメンなので大阪でお好み焼きを食べたことがなかった。
 大阪の人には失礼ですが
「あんなもん、旅先でわざわざ食べるほどのもんじゃない」
 という心の傲りがどこかにあったんだと思う。

 

 ヒカルが
「お好み焼き食べたい」
 というので、子供可で、禁煙のお店を探したらお好み焼・きじ(こちら)があったので出掛けて見る。

 予約不可のお店ですが、昼から通し営業なので夕飯前の17時くらいに行ったらすでに10人待ち。
 海外のお客さんが半分くらい。
 ホテルを出る前に、健太には家から持ってきたお弁当の残りを少し食べさせていたので、待っても大丈夫(ハラヘリで暴れない)という判断で店内の待ち椅子に座る。

 

 はじめて大阪で食べるお好み焼きは、東京のお好み焼きとは似て非なるものでした。

 

 まず、東京じゃ昼から通し営業で17時に10人待ちのお好み焼き屋さんなんてほとんどないと思う。
 外人率50%ってのもあまり見かけない。

 メニューはお好み焼きと、焼きそば、焼きうどんに絞られている。
 東京だとサラダや、カキバターや、アスパラベーコンなど、お好み焼き以外の焼き物もメニューにあるパターンが多い。

 とても人のいい店員のおっちゃんが健太のことを気にかけてくれて、待ってる間も
「もうすぐできるよー」
 と声をかけてくれたり、普通は仕上げてから(ソースを塗ってから)提供だけど、子供は塩分控えたいという親も多いので、豚玉はソースを塗らずに別提供にしてくれた。

 これがもう、すでに半端なく旨い。
 お店のおっちゃんも、毎日だとソースの味に飽きるから、賄いでもソースなしで食べることも多いと言っていた。
 ふわふわ感はないけどさくさくで、絶妙な焦げの香ばしさ。
 生地に出汁の味がしっかりついているので、ソースなしでバカ旨い。

 次に、なにわ焼き。
 これも名前からして違う。
 東京と大阪だと、たぬきうどんや、たぬきそば、きつねそば、ハイカラそばあたりが概念違ってなにがなんだか分からないことになってますが、なにわ焼きというのは、東京でいうところのモダン焼きだった。
 そばが入ってるお好み焼き。
 このお店にはもだん焼きというメニューもあって、そちらはそば入りのお好み焼きではなくて、そばだけ焼いたものだそうだ。

 …で、なにわ焼き。
 豚玉がソースなしでも旨いんだから、ソースたっぷりで旨いこと確定。
 濃厚で甘い系のソースといえば、おたふくソースしか知らないですが、それより濃厚で甘い。

 あー、旨い。

 

 他、東京のお好み焼きとの違いとしては
  ・卓上に紅生姜やかつお節がない(青のりはあった)
  ・卓上に一味と胡椒(甘いソースと一味の相性抜群。胡椒もあう)
  ・マヨネーズなし(言えば出してくれるのかも知れないけど)
  ・そば系は割箸で食べますが、お好み焼きは基本ヘラで食べる
 などなど。
 
 ソースなしの豚玉をほとんと1人前食べ切って健太もご満悦。

 健太連れだと禁煙のお店しか行けないので限定されますが、他のお店にも行ってみよう。