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 数回食べたハンバーグプレート。

 黄色いのはマスタードだと思うでしょ?

 

 でもこれはカボチャのムースなのです。
 最初に食べたときは意外過ぎて驚いた。
 ポテトに添えられる黄色いモノはマスタードだという先入観に囚われ過ぎ。

 

 …という話しはどーでも良くて、会計するときに
「そういえばスタンプカードお持ちですか?」
 と、お店の女性店員に訊かれた。

 スタンプカードは満ポイントになったことがほとんどなく、カード自体が貯まる一方なので、基本的には
「持ってないけど要りません」
 とお断りするのだけど、今回は、なんかあまりにも自然で予期していなかった(お店にポイントカードがあることを知らなかったし、どこにも明示されてない)ので、断ることを忘れて
「持ってないのでください」
 と言ってしまった。

 

 そしたら
「いつもご利用してくれているので、今日の分以外に追加でスタンプ押しておきますね」
 と言ってスタンプ2つ押してくれた。

 それだけでも
「数回利用していることを覚えててくれたんだな」
 とちょっぴり嬉しくなったのに
「あれ? でももっといらしてくれてますよね。もっと押しとこ」
 と言って更に3つくらいスタンプを押してくれた。

「そんなに来たことあったっけ?」
 と、こちらが確認したくなるレベル。

 

 20代や30代くらいだと
「この娘、もしかして俺のこと好きなのか?」
 と勘違いして事故ったりしてたけど、さすがに50歳も過ぎると
「この娘、もしかして(パラレルワールドでは)ぼくの娘なのかも?」
 と、思ったり思わなかったりの春の訪れ一歩手前。