いやー、凄かった。
U2のバンドとしての凄さもあるけれど、セットのオーロラビジョンが未体験の美しさ。
映像のクオリティが高いだけでは到達できない領域。
これだけ大きくて、細密で、明るいというのは、それだけで度肝を抜かれる。
テクノロジーって凄い。
PAが見えないってだけで次世代感があった。
U2のライブは過去に2回くらい行ったことがあるのだけど、前はもっとバンドも客も若かったのでストイックだったし、政治集会やミサフレーバーが強かった。
今回もそういうフレーバーはありつつ、バンドも客を年齢を重ねたことで、いい意味で角が取れた感じ…。
色々な国や人種の人がいっぱいいたのも、U2ならでは感があってよかった。
史上最強レベルのモンスターバンドが具現化する、ロックビジネスとエンタメ。
かなりディープなU2ファンの女性(ぼくより少し年齢高いアラ還くらいだと思う)が言ってたけど、スタンディングエリアだと、開場〜開演までが2時間+公演が2時間半あるから、計5時間立ちっ放し。
それだけ長時間立ってるのも大変だけど、前回の13年前の来日時に、その間にトイレに行けなくて(場所移動したらそこには戻れない)苦労したので、今回は大人用オムツしてきたそうだ。
「万が一の時のため」
と言ってたそうだけど、みんな色々と頑張っているw
そういえば、作家の中島らもさんがローリング・ストーンズのライブに行くとき、アル中で水便みたいな体調だったので、やっぱり大人用オムツを履いて行ったと書いていた。
「オムツして、キース!! ってのもないだろう」と。
本当に「愛は行く手を遮る全てを凌駕する」んだと思った。