不思議の国のアリスの「なんでもない日万歳」ってのはヤバい。
誕生日やクリスマスは年に1回しかないからつまらない。だったら誕生日やクリスマスでもない、なんでもない日をおめでとうということにしてしまえという逆転の発想。
そしたら1年中おめでとうだし、万歳ではないかと…。
しかし考えてみれば、自分の誕生日や、彼女や家族の誕生日。それに記念日や何かの行事や、会食やデートや、歯医者や映画やコンサートの予約。それに振込だの、支払いだの、ビデオの返却日だ、車検だ、などなど。
他に仕事でも企画書の〆切や、プレゼンの日程や、プロトタイプの納品や、本制作の契約締結や、α版の期日や、β版のスケジュールや、マスターアップなどの節目だらけなことを考えると、ほぼ毎日がなにかの日なので、なんでもない日ってのは年に数日もない。
そういった意味でもなんでもない日万歳ってのは腑に落ちる。
なんでもない日は貴重なのだ。
だからこそ万歳なんですね。