寝返りが打てないくらい、起きると左肩に激痛。昨日からのひき始めの風邪が肩に集まってるっぽい。
温湿布貼って少し痛みが和らいだところでヒカルと一緒にタオの散歩へ。
日向に出ると暖かいが、日陰は寒く霜が降りている。
だんだん身体が冷えて来て熱いスープのラーメンを食べたくなるが、食べに出るのも面倒で自作することにする。
寒いに日には味噌ラーメンが定番だが、味噌のチョイスが難しい。
なのでここはシンプルに東京の醤油ラーメン。
鶏のガラやモミジや豚骨などがあればパンチ効いたガッツリ系も作れるんですが、風邪気味であっさりしたものが食べたかったので、動物系を使わない、魚介出汁のラーメンを作ることにする。
煮干しと厚削り鰹節を購入。
他に豚のブロック。
豚ブロックを、表面に軽く焦げ目がつくくらいに炒めてそこに醤油を入れてしばらく放置。
放置している間に水につけておいた煮干し+干し椎茸に火を入れる。
煮干しははらわたと頭を取った方が苦みやエグミが出ないが、マクロビオテックの一物全体思想と、苦みが出た方が旨いということで丸ごと利用。
放置して醤油がしみた豚ブロックをオーブンで焼く。
煮干し出汁が煮立ったところで鰹節を投入して、ひと煮立ちしたら中火に。
灰汁を取りながら弱火で煮る。
その間に麺を茹でるためのお湯を大量に沸かす。
麺茹で用のお湯が沸いたら、そのお湯をラーメン丼にはって丼を温めておくことを忘れずに。
豚ブロックをつけた醤油に出汁昆布を入れて、岩塩を入れてひと煮立ちさせて放置。
これをタレ(かえし)に使う。
温めた丼にタレを入れて、出汁を入れて、そこに茹で上がった麺を横たわる様に入れて、焼き上がった焼豚と、白髪ネギと、ノリをトッピングして完成。
麺は市販の中太のストレート麺ですが、他は全て自家製の手作り。
しかも完全無化調。
かえしに豚の脂が少し入ってるだけで、かなりあっさり&さっぱりの、胡椒がよく合う東京醤油ラーメン。
予想通りの味とはいえ普通に旨い。
煮干しと鰹節を大量に使ったので、肉系の出汁や脂がなくても物足りない感じは皆無。
かえしを一晩くらい寝かして、そこにみりんや酒などを入れた方がまろやかになるんですが、それをしなかったので醤油がきりりと立った味。
やや角が立ってるとも言えますが、こういうのも好き。
出汁に香味野菜などを入れると滋味たっぷりの味になりますが、魚介メインのシンプル醤油ラーメンなら野菜は入れない方が旨い。
出汁に生姜を効かせると、春木屋みたいな味に近づくはず。
某有名店で見たんですが、その店は魚介が全面に出た出汁なのに、その出汁に缶詰のパイナップルを入れていた。
そういう酸味系を足すと隠し味になって、もっと深みが増すんでしょうね。
某有名豚骨ラーメン店では、出汁スープに牛乳を入れてたし…。
そういう秘密のひと味みたいなのを発見するのは楽しそう。