R0015988_2.jpg R0015990_2.jpg R0015993_2.jpg

 待ち合わせ時間より少しだけ早く着いたのでその場でGRD2で撮って時間を潰す。

 好きな設定で撮るといつもの写真になるのでつまらない。
 なのでアンダー気味に撮ると、JRと日比谷線の恵比寿駅の看板だけ明るい(全体的に暗い)写真になる。

 次はいつもの設定を解除してマニュアルモードに切り替えてシャッタースピードを遅くする。歩いてる人が残像みたいになることを狙うが、シャッタスピードが遅過ぎて手ぶれするし、人がうっすら過ぎて残像というより消えてしまう。

 次にもう少しシャッタースピードを上げるが、そうすると光量不足で暗い写真になるので露出を開けて撮る。
 すると手ぶれもせずに人が残像で撮れた。
 なので3枚目は狙い通りの写真なんですがマニュアルモードで撮り慣れてないのでなんともつまらない写真が撮れただけ。これなら1枚目の看板だけ明るい写真の方がいいんじゃないのか?

 …と思って撮り直そうと思ったんですが、どっちにしても人を撮るのははばかられる。だってこの日のこの時間に、そこに、その人がいたことの証拠になってしまう危険をはらむ。なにげなく街の風景として写真に写ったその人はヘタしたら失踪中の人かも知れない。会社や学校をフケてる人かも知れないし、お忍びの逢瀬中かも知れない。それを考えると、時間と場所が特定できて、さらに個人が特定できる写真を撮るのはいただけない。撮るだけならまだいいかも知れないが、それを不特定多数の人が閲覧する可能性のあるブログなどにアップしたらプライバシーの侵害だ。

 …と思ったんですが、実は個人が特定できなくても車が写ってるだけでヤバい。
 その車の車種やナンバーが特定できたら、その車の持ち主が、その時間に、その場所にいたことが特定されてしまうわけだ。そこから浮かび上がる不都合な真実だってあるはず。

 …という風潮なので、ブログなどに写真をアップする人は、個人が特定できない様にというプライバシー的な配慮から人の顔にモザイク入れたりするわけです。しかし顔が分からなくても、髪型や、服装や、持ってるバッグなどから個人が特定できる可能性もある。そう考えると、人や車など、個人が特定できるパーソナルな情報には全てモザイクっていう扱いが正しい。

 …という世の中になりましたよね。それも気づかないうちにじわじわと。

 こういったプライバシーや人権尊重ってのは素晴らしいことだと思うんですが、街行く人を撮ることもできないなんて、なんて堅苦しい&居心地の悪い世の中なんだろう。

 …とか考えてるうちに待ち合わせの相手と合流してホテルのラウンジへ。
 この密会も撮られたらヤバいのかも(^^;

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください