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 数時間の睡眠で朝7時に自然に目が覚める。
 起きてあれこれ。

 家を出る前にヒカルがタオを散歩に連れ出すと、玄関(共用部)でまたオシッコを漏らす。
 ぼくが散歩バトンタッチして、ヒカルが玄関を水拭き掃除してくれる。
 昨日は4回も散歩に連れ出したのに、寄る歳の波には抗えずということだ。

 朝のラッシュアワーの通勤電車に数年振りで乗車。目黒駅で半分くらいの人が降車したがそれでも随分と混んでいた。目黒線って空いてる印象あったのでびっくり。

 Route24の3期目の決算が終わったので、朝の9時に六本木一丁目で税理士の先生と会って最終確認。住宅ローンの件でも色々とアドバイスを受ける。

 その足で、某ノンバンクへ。都市銀行や地方銀行ともまた違うルールで動いてるので、かなり住宅ローンの審査が緩いと説明を受ける。審査は緩く金利は低いけれども、住宅ローンを組む時の対象となる住宅の審査が厳しいそうだ。フラット35の認定を受けた物件しか対象とならないらしい。
 ぼく個人で審査を通すことが難しければ、ヒカルが審査を通してしまうのもありとのこと。確かに一部上場企業に勤めているんだから、ぼくなんかの何倍も、ヒカルの方が社会的な信用は高いわけだ。
 独りでローンを組むのを単名と呼ぶことを知った。
 2人の収入を合算して組むペアローンというのもあるそうだ。でも団信うんたらかんたらで専門用語が多過ぎてこの先は理解不能。

 自営業の場合は色んな支出を必要経費扱いにして利益を下げて節税するわけですが、社会的な信用というのはどれだけ税金を納めているかということで計られることも知った。同じ売り上げだとしても、節税してたら社会的な信用は低いままで、必要経費などで控除せずに税金をばんばん納めていれば社会的な信用が上がるというわけだ。

 単純に考えれば凄く納得。
 よく分からない社会という存在に対して、上納金である税金を多く納めてれば「あいつは偉い」とか「あいつはいい奴だ」ってことで、社会からお墨付きをもらえるってことですもんね。

 目黒に戻り、銀行で公共料金引き落とし手続きして帰宅。
 何もしてないのに時間ばかり過ぎる。

 これから仕事。
 …っていうか、税理士の先生との打ち合わせも、ノンバンクの住宅ローン相談も、公共料金(自宅兼事務所なので、電気代などもある程度はRoute24の必要経費)引き落とし手続きも仕事のうち。
 自営業になって仕事の質が随分と変わった。いままで事務方の人がやってくれていたことも全て自分でやってる昼下がり。

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