タイの洪水の影響で発売が遅れていたSonyのEマウント用レンズ「Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA」が発売された。
明るい単焦点。
きっと背景がやんわりキレイにボケる。
センスがないとか、技術力をアップするために努力をしないという怠惰な部分を補ってくれるはず。
モグだって2倍くらいは可愛く撮れる気がする。
とっても欲しい…。
…とはいえモノが増えても最終的には邪魔になるだけなので、要らないという思いもある。
モノに囲まれて幸せ&楽しく生きるよりも、モノがなくても幸せ&楽しく生きる方がいまっぽいというか、そろそろ個人的には大量生産&大量消費文明から距離を置きたい。
どうしても必要なモノだけ買うスタンスなので「Zeissの単焦点が本当に必要なのか?」と自問自答してみる。
「NEX-5N用にパンケーキレンズと18-55のズームレンズあるんだから十分でしょ」
という心の声が聞こえる。
「カメラ本体よりレンズの方がお値段高いなんて本末転倒じゃない?」
という心の声も聞こえる気がする。
「流星群や月蝕の時に18-55じゃ倍率低くてダメなことを思い知ったんだから18-200を買った方がよくない? ドッグランで走るモグを撮るのにも18-55じゃ足りなくて、ちょっと離れるとどれがモグが分からないじゃん」
という心の声も聞こえたかも。
「夢のZeissだよ! 男だったら1本くらい持ってるのが嗜みってもんだろ!?」
という声が聞こえた様な、聞こえない様な…。
一眼やミラーレスでレンズが増えていくことを「レンズ沼にハマる」という。
それは底なしの沼。
用途に合わせてレンズを揃え始めると戻れなくなってしまうということですが、片足ハマったかも(^^;
バイクを持ってない人がバイク欲しいとか、車を持ってない人が車欲しいというのは分かる。
カメラを持ってない人がカメラ欲しいというのも分かる。
カメラもレンズも持っている人がさらに用途別のレンズ欲しいというのは、バッグを幾つも持ってる女子がそれでもまだバッグ欲しいとか、下駄箱がいっぱいになるくらい靴を持ってる女子がさらに靴を欲するのと似ている気がする。
TPO別に考えると、バッグがないとか、靴がないとかと同じ心理。
普段使いに適した軽いパンケーキレンズがミュール。
18-55の中望遠ズームがスニーカー。
18-200の望遠ズームはブーツ。
Zeissの単焦点はパーティー用のヒール。
他にパンプスやら、登山靴やら、ビーサンなどなど、都度の用途を満たすには、バラエティーに富んだバリエーションが必要なのです。
そう考えると合点がいくが、要するにムダということでもある。
そんなもんは本当に必要ではないし、それがなければ不幸というわけでもない。
…でも欲しい。