ベッドサイドの鉢にオクラのスプラウト(カイワレみたいなもの)の種を蒔いたら芽がでてきた。人間や犬や猫や魚の赤ちゃんも可愛いが、植物の赤ちゃんだって可愛いもんだ。
殺される時を待っているいけすの中の魚を見ると救い様のない暗い気分になるが、食用植物を育てる鉢だって考えてみればいけすと同じ。しかしそれほど残酷な気がしないのは単なる人間側の感受性の問題に過ぎない。やっぱり自分たちに近い動物に感情移入が大きい。
水さえ上げれば、あとは陽の光りを浴びて勝手に育つ。
そうやって育った命を頂いて生きる。