昨日のお通夜は仕事の予定があって行けなかったので、今日の告別式で焼香させてもらおうと思っていた。
しかし時間を勘違いしていて伺えず。悔やまれる。
今から弔電を打っても遅い。香典だけ送るのがどれだけの失礼にあたるのか世の常識が分からないが、なにもしないよりはいいはず。当の本人は亡くなっているのだから、世の常識というよりは、ぼくの気持ちの整理と遺族の方々の問題。残された者同士が気を紛らわすためのやり取りに過ぎない。
残された者になにを残すか…。
窓を開け放ち目を閉じて合掌してみると、会社で忘年会をやったときに呑み過ぎてぼくの席で吐いていた姿を思い出した。その後しばらく、会う度にその件を蒸し返すといつも申し訳なさそうに笑っていたっけ…。どうでもいい思い出すらも、懐かしくなる。
生命は力強く、尊く、そして朧げで儚い。